こう話しておられるのは、認定セールスライターの丹郷さん。丹郷さんは、通販・医療・IT・飲食・塾・士業・コーチ・コンサルなど、様々な業界の仕事をやっておられるセールスライター。まだ独立されて3年ほどにもかかわらず、数々の実績をお持ちです。
たとえば、セールスレター1本120万円や月額50万円の顧問契約を受けておられたり。立ち上げから関わっている通販会社を年商6億9000万円にまで成長させています。
そんな丹郷さんに、どうすれば着手金だけで450万といった大きな仕事を取れるのか?仕事の取り方やクライアントから信頼されるコツ。こういった大きな仕事を受けられるようになるまで、どんな失敗をされてきたのか、これまでのいきさつなどについてお伺いしました。
僕は元々派遣社員をやっていてセールスライターの勉強をして、独立したんです。仕事を取るのもほとんど困らなかったので、ありがたいことに独立してから半年ぐらいで収入が前の仕事の2倍とか、3倍になったんです。しかも、仕事をしているのが月に10日ほどだったんで、一気に時間があまってしまったんです。
最初は楽しく趣味を満喫。祭りが好きなので北は北海道、南は九州の祭りに出かけて参加していました。あとは普通にリゾート地に行ったり、平日休みの友達と飲みに行ったり。さんざん遊んでばっかりいました。1日中パジャマで、昼ぐらいに起きてきて、海外ドラマの24をシーズン1から8まで一気に見たり、、、みたいな生活をやっていたんです。でも、まあ、すぐに飽きてしまって。。。
「このままでいいんだろうか・・・」「周りの人はみんな頑張ってるのに、、、」みたいな気持ちが日に日に大きくなってきたんです。「月1回、2回働いて、あとは働かなくていい」「1日30分作業で月収100万」みたいなのって、たまに見たりしますけど、そういうのは僕には合わないんだな、とこのとき気づきました。毎日にまったく充実感がないと、なんか自分が腐ってきている感じがしたんです。というか正直、ちょっと腐りかけてましたね。まわりからすると幸せそうかもしれないですが、全然そんなことなくて。
なので、もう一度、セールスライターとしてバリバリ仕事をしたい!そう思って、仕事をやりまくりました。
「いろんな業界の仕事をやってみよう」、そんな気持ちでとにかくたくさんの仕事を受けていました。そもそも、どの仕事が自分に向いているか、確かめようと思って。その時はセールスレター1本5万とか10万とかでもやってました。お金の心配はなかったので、これも経験だと思って。自分が書いたセールスレターであんまり売上が上がらなかった時とかは、タダで何度か書きなおしたりもしていました。
そのせいで、ひどいときには1日3本とかセールスレターを書いていましたね(笑)。でも、仕事の受け過ぎでめちゃくちゃしんどくなってしまって、、、体を壊して入院してしまったんです。10日ぐらい。医者からは「その体でよく動けているね」っていわれました。
そして、退院して少ししたぐらいに、認定セールスライターになったんです。
認定セールスライターになってからは、仕事の単価が自然と上がりました。認定って、こういうことですよ、という話をするときに仕事の標準価格が1通15万以上って説明できるので(現在は、1通19万9800円に変更されています)。スマホで標準価格が載っている【ザ・レスポンス】のサイトを見てもらいながら説明していたんです。それを見ると、ほとんどの人が「それぐらいの価格なんですね」と納得してくれます。やっぱり、仕事を受ける僕が自分で言うんじゃなくて第三者が価格を付けてくれているというのは、信頼されますね。水戸黄門の印籠みたいな感じで使ってます。
他のセールスライターの人から「価格の話は言いづらい」ということを聞くんですが、そういう人はかなり話しやすくなるんじゃないですかね。それに、仕事の単価が上がったので、仕事量は減っても、収入は減るどころか、増えていきました。
あと、仕事の単価が上がったのは認定されて、自分の仕事に自信が持てるようになったのも、大きいと思います。セルフイメージが上がったというか。たとえば、価格の話をして「うわぁ、これ高いよ。安くならない」みたいなことを言われた時に、安く受けていたんです。ちょっと前は。
でも、認定になってからは標準価格以下で仕事を依頼されても、こちらの価格を提案して相手に決めてもらうようにしました。安くで受けたりせず。きちんとした費用を払ってくれている他のクライアントにも失礼かな、というのもありますし。標準価格をクライアントに話をしたら、自然とそれ以下なら仕事を断る流れになっていったんです。
独立して1年か2年ぐらいだったんですけど、安く受けても、長続きしない関係になりそうだから、お互いにとって大したことにならないから、やめておこうとか。そんな風に考えられるようになりましたね。
実際にこれ、僕のクライアントから聞いた話なんですが、年商何百億っていう、かなりデカイ会社の仕事で、僕がアドバイザーのような形で入ることがあったんです。そのときに、僕のプロフィールのところに認定セールスライターという風に書いていたら「それだったら、ライティングお願いしたいわ」って言われて、仕事が取れたことがあったんです。
日本人の性格なんでしょうか。認定と言ったら、資格を持っているという感覚になるので、信用できるな、と思ってもらえるんだと思います。
大きな仕事のときは、仕事を依頼されたときにまず仮契約みたいなのをするようにしているんですね。やっぱりダメだな、お互いあわないな、と思った時に手が引けるように。商品を調べてみてこれはちょっと、、、と思った時には実際によく断っているんです。
それで、100万円を超えるような契約を、もう何度断ったかわからないぐらい断っていますね。
あと、商品がいいなと思っても、社長さんと合わないから断るパターンもあります。この辺を自由に決められるようになったのは大きいですね。自分がいいと思う商品で、自分と気が合う人とだけ仕事ができるようになったので。そのおかげで、今は仕事が楽しくてしゃーないです。まわりからは下手をすると遊んでいるみたいなに見られそうな感じです。もちろん、仕事は真剣にやっているんですけどね(笑)
今はチームで仕事を受けたりしているんですが、チームにいるセールスライターで認定を持っていない人は、めちゃくちゃ羨ましがっています(笑)。
あとから聞いた話なんですが、あるチームメンバーと出会ったとき、その人は僕のことを「認定されていて、すごい人なんだな」と思っていたと言ってました(笑)。今ではいい仲間の1人ですけど。それで、チーム内で「全員認定取ろうぜ」みたいなことを言っていたときもあって。認定を持っていない人は「早く認定取らないと」という感じでプレッシャーにもなっているみたいです。
認定を持っているということで、セールスライターの人から「セールスレターをレビューしてもらえないですか?」とFacebookとかから、連絡が来ることがありますね。
あと、色んな人から一緒に組んでやりませんか?という話がよく来ます。売上の10%とか20%で書いてもらえませんか?とか。そういったことを一緒に継続的にやっていきませんか?という提案をされることが結構ありますね。
認定をとって一番良かったのは、なんだかんだいってもセルフイメージというか、仕事に自身を持てるようになったことですね。
現在一番大きな仕事は、着手金450万、ロイヤリティで売上10%。書いたセールスレターなどを使っている間はずっと売上の10%が入ってくる。という仕事をチームでやっています。これも仕事に自信を持っていないと、こういう仕事は入ってこないでしょうし、受けるのにプレッシャーもありますし。
それに、認定を取っている以上はきちんとしないと、というか、身が引き締まる感じはあります。やっぱり、レビューをお願いされたり、認定を持っているという基準で仕事のレベルも期待されると思うんです。そうすると、やっぱり自分のレベルも上げていかなあかんってことを意識しますよね。なので、いい意味でプレッシャーになっています。
実際、セールスライターは認定がなくても十分稼げます。僕も認定ないときに、月10日ぐらいしか働かなくなってしまって、腐りかけるところまでいってしまったので。でも、認定になれば、クライアントからするとわかりやすいので、先生みたいなポジションになりやすいですね。それに標準価格もあるので。僕も標準価格のおかげで単価がポンと上がったので。
さらに、もっといい点はチームを組んでやれることですかね。セールスライターってやっぱり孤独な仕事だと思います。認定取る前は一人でやっていました。でも、今ではチームでやっています。認定だからチームってわけではないですけど、やっぱり「一緒に組みませんか?パートナーになりませんか?」と声を掛けていただけるのは嬉しいです。それに、チームでやることで、クライアントも安心して大きい仕事を任せてくれます。
自分がやりたい仕事を受けたいとか、単価の高い仕事を受けたいなら、認定はいいと思います。
丹郷 健一さま
クロスミッション合同会社 代表
アルファ・ネットコンサルティング株式会社 助成金事業部 関東エリア統括
厚生労働省認定 ダイレクトレスポンスマーケティング講座 創設
日本マーケティングセールスライター協会 創業理事
セールスライター兼マーケッターとして、企業のプロモーションを数々請負う。今まで請負った業界は、通販・医療・IT・飲食・塾・士業・コーチ・コンサル等など。「すべての企業にマーケティングを!」社のミッションに掲げ、売上・集客に繋がる人材育成費用が、「実質0円」になる独自スキームをパートナー会社と確立。(実績は300社以上。)数々の専門家と組み、クライアントの業績を伸ばしている。
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