From:小川忠洋
大阪のスタバより、、
以前、スパイ・ダンケネディ・コピーを購読している人やその他のメンバーシップに参加しているメンバーに送られる特別なレターを作った時の事。僕はそのレターを、
90分で仕上げた。
なんでこんな話をするかというと、理由は簡単。このセールスレター書き出したのが10時くらいで終わったのが11時半くらい。正味、90分で終わった。はっはっは!すげぇーだろ?と自慢するために書いているわけではない。
ぶっちゃけ90分でセールスレターをゼロから仕上げるなんて事は、まあ無理な話。しかし、なんでそんな事ができたか?というと、何でだと思う???ヒントは、あれだよ。あれ、このメルマガでも何度も言っているス○○○を使ったんだ。分かった?
そう。スワイプファイル。既に効果が出たセールスレターから、いろいろ拝借して、作った訳。今回、スワイプにさせてもらったのは、この世界では超有名なウォールストリートジャーナルのセールスレター。もし、あなたがコピーライティングに関して少しでもかじっているなら、このレターを知らない事はないだろう。
このセールスレターのコンセプトは、、、
全く同じような成績の二人の男が25年前に大学を卒業する。そして、25年後の同窓会で再会。今でも、二人は同じような感じだった。同じ会社で働いていた。しかし、たった一つだけ違いがあった。それは、一人は、その会社のマネージャー、一人はその会社の社長。その違いは何なのか?違いはウォールストリートジャーナルを読んでいた。
という話。これがとてもいい感じにフィットしたので、今回は、このスワイプを参考にセールスレターを書かせてもらった。なので、時間は大幅に短縮する事ができた。これがなかったら、自分でアイディア考えて、自分でストーリーを考えてってやらなきゃいけないから、とっても大変。1週間かかっても終わるかどうか分からない。
理想のセールスレターは書けない
だいたい、僕がセールスレターをゼロから書くときは2週間くらいはかかる。しかし、毎回、毎回、こんなに時間をかける余裕はない。何故なら、大抵のケースで、プロジェクトにはデッドラインがあるからだ。デッドラインのゆるいプロジェクトだったら、セールスレターに時間をかけて、かなりいいものを作る事もできるが、現実はそうじゃない。
現実は限られた時間の中で仕上げないといけない。だから、僕らはスワイプファイルを使う。スワイプファイルを使って、他の人がやった仕事の成果を合法的にもらう事にする。
コピーライティングに関するイメージを変えたら?
僕達のようなコピーライターはどうしても、「いいものを書こう」「いいものを作ろう」という気持ちが強い。なんてったってコピーライターだから、いいものを書かなきゃいけない。しかし、ここで一つ、コピーライティングに関するイメージを変えてみてはどうだろう?
実際、我々は小説を書いたり、糸井重里のようなコピーを書いたりする人ではない。我々は、「売るために」コピーを書く、「セールス・コピーライター」だ。だから、できるだけいいものを作ろうとか、できるだけいい文章を書こうというよりも、「売る」という事にフォーカスした方がいいと思わないか?
うちでも新しい人にコピーを書かせると、そいつは大抵、自分の作品を作る気分に浸ってしまう。『スワイプの真似すればいいから、』と言ってスワイプファイルを渡しても自分の頭で、”クリエティヴ”に考えようとする。そんな時は、ウチの9階のオフィスから、ちょっとゆるめのロープでバンジージャンプをさせてやろうか、と思ってしまう。
我々は、セールス・コピーライターなのだ。
この文章で大切なのは、コピーライターの方ではなく、”セールス”の方だ。売るんだ!それが仕事だ。いいコピーを書いて、「うーーん、秀逸だ!」などと読者や評論家をうならせる事が仕事ではない。我々の仕事は商品をできるだけ多くの人に売る事。それだけだ。
もし、あなたがいいコピーが書けない、、、と悩んでいるようなら、そんなもんで悩む必要はない。売れれば勝ちだ。売れれば稚拙な文章でもいい。売れれば、漢字が間違っていても、文法が間違っていてもいい。営業マンがセールストークで文法間違ったからと言って怒る上司がいるだろうか?
セールス。これが我々の仕事だ。
ー小川忠洋
PS:
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします