From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
『下手なコピーライターが書いたコピーで強いオファーを売る事はできるが、最高のコピーライターが書いたコピーでも弱いオファーは売る事はできない。』
自称世界一のコピーライターと言っていた故ゲーリー・ハルバートは生前、このような事を何度も言っていた。
これほど、コピーライティングの本質を表している言葉はない。我々はコピーライターとして、言葉の力、コピーの力ばかりに目がいってしまう。
どう言う表現をすれば、ベネフィットが強烈に伝わるか?どんなヘッドラインを書けば、見込み客の注意を引きつける事ができるか?
ガツン!ガツン!と言葉でパンチを打っているようなもの。強烈なパンチが出た時には、気分が爽快になる。
が、、、
問題はそれだけではない。以前に、このブログでも同じような話をしたが、コピー以外の部分の方が、実は成約率には大きな影響があったりする。
間違ったコピーのイメージ
コピーライターは、文字だけを書くと言うイメージがある。が、しかしそれは間違いだ。あなたがもし、、、文字だけで何億稼ぐ何て言うイメージを持っているなら、、、それは捨てた方が良い。
コピーライターは、文字だけ書いていればいいと言うものではない。あなたが書いたコピーを支える、写真であったり、レイアウトであったり、そういったモノを全て考えるのがコピーライターの仕事だ。
という事を考えながら、相手の心理を読んで、セールスを作り上げていく。これがコピーライターの仕事だ。
ダイレクトメールとかだったら、文字だけでもいい。が現状、ほとんどの人は、コピーをウェブ用に書く。(それに優れたダイレクトメールは、デザインも優れているものが多い。)だとすれば、どうやって表現するかはとても重要な要素。
オファーも同じ。
自分の商品を売るためにコピーを書くのなら、どんなオファーが受けるのか?と言う事を常に考える。
もし、テストマーケティングをしてみて、自分の書いたセールスレターが、あんまりヒットしなかったら、、、まず見直すのは、コピーそのものではない。
コピーの前に見直すべきもの・・・
よくある間違いは、売れなかったら、コピーが悪いんだから、ボディコピーを修正しよう!というもの。全くヒットしていないセールスコピーがボディコピーを変えて、ヒットする確率というのは極めて低い。まずは、オファーだ。
オファーを変えてテストしてみよう。その方がはるかに大きなインパクトがあるだろう。それから、次にテストをするのはヘッドラインだ。僕がやったあるテストでも、コピーをいくら変えても対して反応が変わらなかったのが、オファーを変えたら反応が何倍にかなった。と言うような事もある。
次の公式を覚えておこう。セールスコピーの成果を左右する優先順位だ・・・
最高のオファーを最高のコピーで書いても、スパムメールを送ったら、反応は全くない。(1日100万通も送るスパムの送信者が高い反応を得てるはずがない。)しかし、コピーもオファーも普通だったとしても、以前にあなたの商品を買ってくれて、その品質に満足している顧客リストに送れば、、、反応はとても高い。
つまり、セールスの成果は相手によるという事。だから、リストが最も重要だというわけだ。コーヒーを飲まない人にコーヒーミルを売っても売れないのと同じ道理。リストは、メディアとも言える。つまり、どこに広告を出すか?という事。
例えば、ゴルフの雑誌に、化粧品の広告を出しても、、、その化粧品がどんなに素晴らしい商品で、オファーも最高で、コピーも最高だったとしても、、、、売れない。当然だよね。同じ理屈で、PPCの広告とかでも、どのキーワード、どのサイトに出すかというので全く反応は変わってくる。
そういうのがあって、次にオファーが来る。リストや広告媒体を正しい所にしたら、オファーの良し悪しで成果が決まる。そして、その次にやっとコピーが来る。
我々はコピーライターとして、常に、文字の方ばかりに、偏ってしまう傾向がある。
『だから、オファーなんだよバカ!』
とは、ダンケネディの言い分。もし、そうだとすれば、、、あなたのオファーは今のままで十分だろうか?
ー小川忠洋
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