From:西埜巧祐
@心斎橋のスタバより・・・
「はい、じゃ口開けてください。
ちょっと”コロコロ”しますよー」
ウィーーーーーーーーーーン!!!!
ががががががががが!!!
(心の声:「…コロコロじゃないやん」)
お分かりの通り、歯医者に行ってきました。知人から、「それ、虫歯じゃない?」と言われました。でも、その指摘が心に刺さるものでした。
「、、、歯、黒くない?」
おうまいが! 来週、セミナーがあるのに、歯が黒いなんて、格好つかないじゃん。ということで、すぐに歯医者に駆け込みました。
虫歯が2つありました。前歯はすぐに治るようです。でも、結構でかい虫歯が、奥歯にありました。。 おお。、、見るだけでもおぞましい。昔治療したところの被せ物が取れていて、悪化していたようです。よく痛くならなかったな。俺。
そこで、歯医者さんが丁寧に、説明してくれました。
先生
「、、、
というわけで、奥歯は結構大きくなっています。
専門家の意見としては、
症状の重い方から治療する方をお勧めします」
西埜
「なるほど。両方一気に直すってダメですか?」
*注意:この時点で、面倒な患者
先生
「これはね、できないんですよ。
どちらか片方ずつですね」
西埜
「マジですか、、、
じゃ、見栄え重視で前歯からお願いします」
あろうことか、前歯からお願いしたのだ。普通からしたらありえない選択。7つの習慣では、効率よりも効果を重視しろという原則があります。歴史的名著の原則を思いっきり無視しました笑。ただ、その見方は人それぞれ。僕にとっての効果は、その時は見栄えだったわけです(だって、前に立った人の歯が黒かったら嫌じゃないですか・・・)
先生
「あとですね。西埜さんは親知らずがありますね。横に生えていますね」
西埜
「え、親知らずあるんですか?!」
親知らずが成長すると、怖いことに。歯並びが悪くなったり、神経に触って痛くなったり、あまりよろしくない、、、と聞いていました(注意:これに根拠はありません。西埜が浅い知識で調べたことです)
西埜
「それ、、、抜いたほうがいいですよね?どうやったら抜けますか?」
*ここから。セールスライティングを学んでいるあなたは、これから先生が言う言葉に着目しないといけない・・・
先生
「専門家の意見としてはですね、今痛くないなら、抜かなくても大丈夫です。と言うのもですね、これは横に生えていますよね。この白い線みたいなものは見えますか?
これはね、神経なんですね。神経って脳から生えているんですけど、みてください。いま、西埜さんの親知らずの周辺に触れてしまっているレベルです。
で、親知らずの取り方なんですけど、麻酔を打ちます。そして歯茎をグワッと切開するんですね。そして、歯を抜きます。その時に、サクッと取れるならいいんですが、そうでもないんです。西埜さんみたいに、神経に近い部分は難易度が高いんです。
もし、この親知らずを抜こうとして、神経を傷つけた場合どうなるか?それはですね、下の歯全体の神経を傷つけることになるんです。麻酔しても飛び上がるような激痛が走る可能性もあります。さらに、手術が終わったあとに感覚がなくなる、麻痺するケースもあるんです。
で、抜歯した時は顔が腫れ上がります。AKBの指原さんも抜いたんですけど、その写真を見たら、すごい腫れ上がっているのはわかると思います。人前に立つなら、時期は考えたほうがいいかもしれませんね。かなり腫れ上がります。
で、西埜さんのケースは、横向きに生えてて、かつ中に入っています。難易度が高いので、リスクも高いです。今現時点で、親知らずが成長して他の歯を邪魔することはないのですが、、、抜歯します?」
西埜
「・・・いや、もういいです。抜かないです」
先生の説明のおかげで、抜歯する勇気は見事に打ち砕かれました。説明を聞いていて、よくこんな説明ができるなと感心しました。歯の知識もすごいですが、人の行動や意思決定を変えるほどの説明をしているわけです。すごいと思いませんか?よく、恐怖とか不安という感情は、セールスライティングの世界では強い感情と言われています。
でも、ほとんどの人は、その感情をただ指摘するだけです(「不安ですよね」というような感じ)。先生のようにきちんとした名詞や動詞を使って説明する人は少ないです。恐怖という感情を使う時は、ぜひ名詞や動詞を使って表現するようにしてください。それだけでも、セールスレターのパワーはグッとあがります。
ー西埜巧祐
PS
恐怖という感情は、確かに強力です。でも、ライティングにおいて恐怖という感情だけが、人を動かすわけではありません。よく、この感情が一番強いから、絶対に使うべきだ。という人がいますが、、、それは違います。セールスライティングの技術で、1兆円を生み出したマイケルマスターソンは、「恐怖という感情は過大評価されている」と言っています。使いすぎや使い方には注意しましょう。
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします