From:山田光彦
「10代の飲酒運転。
広告を使って、やめさせるにはどうすればいいか?」
最近、高齢者の運転が危険なんじゃないか、ということがニュースなどで話題になっていますが、このケースは10代の飲酒運転。それを広告で止めるにはどうすればいいか?
今日、記事のテーマにこれを選んだのは、この問題に対して、とてもいい広告を作った事例を見つけたからです(見つけたのは何度も読んでいる本だったのに、はじめて見つけたような感覚なのが不思議ですが…)。
もし、あなたがセールスライターとして、「10代の飲酒運転を止める広告を作ってほしい」という依頼を受けたとしたら、、、どんな広告を作りますか?
一般的な飲酒運転を防ぐためのアプローチは、事故を起こしたときにどれだけ悲惨な事が起きるのか。その写真や映像。体への損傷など、、、そういう恐怖を与えるメッセージを使って、行動を止めさせるという方法です。
おそらく、学校の授業やテレビ番組やニュースで1回や2回はこういうメッセージを見たことがありますよね。そして、このメッセージは一定の効果があります。誰でもそんな悲惨な体験をしたいと思いませんから、それを避けようとするのは当然です。
ですが、このメッセージが全く効かない、、、どころか「そんなことにビビるのは、ヘタレだ」と感じ、逆効果になる可能性すらあるのが、10代のドライバーです。
つまり、10代のドライバーには、このメッセージではダメだということです。
では、10代のドライバーの飲酒運転を止めるには、どんな広告を作ればいいでしょうか?
ちょっと考えてみて下さい。
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あなたなら、どんな広告を作るか?イメージはまとまりましたか?
では、ある天才ライターの作った広告を紹介しますね。
この天才ライターは、10代のドライバーが恐怖していることを見つけ、それをアピールすることにしました。
具体的に、広告は2枚の写真を使ったものになりました。1枚の写真は、彼女を助手席に乗せた少年が運転して、パーティへ向かう写真。もう1枚の写真。それは、パーティへ向かう車で少年が助手席に座り、運転席にいたのは、、、母親です。
母親の運転で自分の彼女が出席しているパーティーへ向かうのは、10代の少年にとってはかなり屈辱ですよね(あなたが男性なら、この気持ちわかるはず)。事故が起きることの恐怖ではなく、免許を失い屈辱を味わうことへの恐怖をアピールする広告を作ったわけです。
もちろん、こんな広告・セールスレターを作るためには、技術やテクニックが必要です。でも、それと車の両輪のような関係にあるのが、お客さんの気持ちを感じるチカラ、お客さんの理解です。
お客さんがどんなことを考え、何を感じているか。この事例でいくと、10代の少年は何に恐怖しているのか?ということですね。
もちろん、お客さんの理解というのは、何に恐怖しているのか、ということだけじゃありません。
お客さんが何を求めているのか?
何に不満を持っているのか?
何が好きで、何が嫌いなのか?
何を知っていて、何を知らないのか?
どんな経験をしているのか?
などなど、、、お客さんの気持ちや心を理解すればするほど、売れる広告・セールスレターが書けるようになります。しかも、お客さんが広告やセールスレターを見た瞬間にどう感じるかがわかれば、セールスレターをひと目見ただけで、売れるのか、そうじゃないのかを見分ける嗅覚が鋭くなってきます。そうなると、セールスレターがヒットする確率も自然と上がってきます。
なので、技術を磨きつつ、お客さんの理解もぜひ、深めていって下さい。特に、セールスライターとして未経験の業界のセールスレターを書くときは、お客さんの理解を忘れないように注意してくださいね。
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お客さんを理解して、それを素早くセールスレターにして、売上を上げるなら、この講座がいいですよ。
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