From:中谷佳正
最近、
ちょっと涼しくなりましたね。
急に秋めいてきたけど、すぐにまた暑くなるんですかね・・・
今日は、僕らしくないセールスライティングの話です(笑)
WEB制作会社向けの塾を運営しているのですが、ライティングのレビューをして欲しいみたいなことを言われて、書いたコピーを見せてもらうことがあります。僕も書くのが得意な方ではないので分かるのですが、きっと一生懸命コピーを書いたんだろうなというのは伝わってきます(笑)ただ、、、そんな言い回しは喋ってる時には使わへんでしょっていう書き方をする人が多いですね。。。喋ってる時に使わない書き方だと良い反応は得られません。なぜなら…
僕達のようなダイレクト・レスポンス・マーケティングに関わってる人間は、コピーを書く時によく「レター」を書くって言います。いわゆるセールスレターのことを言ってるんですけど、媒体はあまり関係ありません。
例えば、僕なんかはホームページ制作会社をやってるので、LP(ランディングページ)を作ることが多いです。LPというのは着陸するページという意味で、広告で集めたお客さんに見てもらう為に作ったページのこと。。。そのLPに掲載するコピーについても、レターと表現します。もちろん、メールで送る文章なんかもそうですし、DMのような紙媒体で使う文章も同じで、お客さんに送るコピーについてはたいていレターって言います。
その理由は簡単で、僕達がお客さん宛に書いているのは手紙だからです。だから間違っても、お客さんに読んでもらうのは説明書じゃダメですよって事です。
だけど、コピーを書いているほとんどの人が説明書を書いてる。なんの説明かというと「私」についての説明を、長い文章を使って一生懸命やってるってこと。
「私はこういう者です。」
「私の商品はこんな商品です。」
「私の商品はこんな良いところがあります。」
とにかく私は、私は、私は、って言い続けてる・・・そんな説明なんて誰が興味あんねん!!って事です。自己主張ばっかりしてくる人うっとうしいですね(笑)説明書を見せられても、面白くもないし面倒くさい話になる。。。よっぽど興味のある状態なら説明書でも読むかもしれませんが、一般的なお客さんはそんなことは望んでませんね。あなたもそうじゃないですか?
だからこそ、あなたが書く必要があるのは手紙の方がいいって事です。ダン・ケネディが言ってたと思いますが、最も反応の高いレターは、おばあちゃんの手紙の体をしてるって話がありました。おばあちゃんの手紙って、宛先や送り主も手書きで書かれてて、舌で舐めて貼ったような切手があって、封筒は親展とスグ分かるような日本で言えば青白い封筒の封書。。。その中に便箋で3枚ほど書かれてるってイメージじゃないですか?そういうのが一番だって言ってます。
つまり、温かみがあって、相手のことを思いやって、気持ちの込められた手紙であることが重要です。。。それに、おそらくですが、中に書かれてる文章は、おばあちゃんのことばかり書いてないと思います。おばあちゃんが私は、私は、って書かないと思いますね。例えば孫に向けて書いたなら、元気にしてるか?とか、ちゃんとご飯食べてますか?しっかりやるんだよ、といった感じで孫が主体で、気持ちを伝えるものなんじゃないかと。
同じように、あなたがこれから書くセールスレターも気持ちのこもった手紙じゃないと伝わらないってことですね。。。
それに、手紙の基本は口語体で書かれてるはずです。対して、説明書は文語体ですね。だから、僕は「そんな言い回しは喋ってる時には使わへんでしょ。」って伝えたんです、、、
これが分かりやすいのは、アニメとかドラマとかで、おばあちゃんからの手紙が届いて、孫が読み上げるみたいなシーンがあると思います。そういう時って、だいたい最初は孫が読んでて、少し経つとおばあちゃんの声がオーバーラップしてきません?
「よしまさへ。お元気ですか?」ぐらいまでを孫が読んで、「こちらは裏山の森も段々とオレンジになって、すぐそこまで冬がやってきてるようです。…」ってセリフはおばあちゃんが読み上げるって感じ。
つまり、手紙の送り手が喋っている表情まで伝わってくるあの感じ。それが、理想的なレターって事ですね、、、あなたが書く必要があるのは、そんなあなたの表情がお客さんに見えるようなレターってことです。
あなたがもし説明書のようなコピーを書いてるなら、これからは手紙のようなコピーを書くようにしてみてはいかがですか?口に出して読んでみて、喋ってる言葉として違和感のないコピーが書けているならきっとあなたのレターの反応はあがるはず。
P.S.
西野カナさんの「トリセツ」は可愛いから好きですけどね。。。
彼女の歌詞の書き方はセールスライターにとってとても参考になりますね
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします