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スパイダーマンがコピーを教える

2010.9.20 | ,
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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のオフィスから、、、

スパイダーマンから売れるコピーの書き方を学ぶ事ができるのか?

答えはイエスだ。何をバカな事を言ってるんだ?と思うかもしれない。あのクモのスパイダーマン、手首からヒューッと糸を出して、人々を救うヒーローのスパイダーマンだ。彼は、何かを売ってるわけでもないし、それから学ぶ事なんてあるんだろうか?

いつだったか、僕はスパイダーマンの映画を見ていた。

その中にサンドマンと言う砂の化け物みたいな悪役が出て来る。彼は、犯罪者で、スパイダーマンのお爺ちゃんを殺した犯人だ。殺人か強盗の罪で彼は警察から逃げていた。そして、彼には娘が一人いて、その娘の為に犯罪を犯すしかなかった、、、と言うのが彼の言い分だった。

警察から逃げながら、彼は自分の家に立ち寄った。そして、娘に会いに行った。もちろん、それを母親に見つかってしまう。。。

『あんた何してるの!?』 『出て行ってよ!!』

強盗と殺人で警察に追われている彼を、母親は当然のように忌み嫌い、追い出したいようだった。そして、その時、彼はこう言った。。。

『オレは悪人じゃない・・・運が悪かっただけだ・・・』

これが売れるコピーライティングの秘訣の一つだ。大切なので、もう一度繰り返そう。。。

『オレは悪人じゃない・・・運が悪かっただけだ・・・』

考えてみよう。強盗して、無実の一般市民を拳銃で脅して、金品を奪い、あげくの果てには、人を殺してまでいる彼でも、、、自分が悪いとは思っていない。

人間心理の暗い側面・・・

これが、人間の心理だ。強盗したって人殺ししたって、自分が悪いとは思わない。環境が悪い、政府が悪い、他人が悪い、、、、自分は仕方ない犠牲者だ。。。と言うのが人間の心理なのだ。
だから、もし、ダイエットに失敗したからと言って自分が悪いとは思わない。
『あのダイエットサプリは効果がなかった』
『ビリーズブートキャンプは、きつすぎて続かない』
『美味しいものを我慢するなんて、現代社会では無理だ』
・・・と言う思いが、誰にでもある。

その人が痩せない本当の理由は、自分自身の健康管理が甘いからと言うだけだ。

仕事で成功しないのは、『この方法がダメ』とか『あのやり方は上手く行かない』と言うのではなく、人の何倍も働いて、何倍も学習して、毎日失敗を繰り返すと言う厳しい現実ができないからだ。

・・・でも、、、

しかし、誰がそんな商品を買うだろう?『あんたの考えが甘いからだよ!』と言うような広告に誰が反応するだろう?それじゃあ、夢がないじゃないか(笑)

教訓:広告では、絶対に読者の責任を問うてはならない。

読者は常に悪くない。悪いのは、政治家であったり、効果のない他の商品であったり、間違った情報を送って来る、コンサルタントだったりする。あなたは、そこから救い出して上げるのが、役目なのだ。

スパイダーマンからコピーを習う事はできるか?サンドマンのとっても人間らしい言葉は、覚えておく価値がある。。。それが、どんなに理不尽だったとしても、、、

コピーライターは現実を直視する。

PS:→ http://www.theresponsecopy.jp/allinone/

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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