From:昌子幹
「こんなん、どうすか?」
「うーーーん、あんまりセクシーじゃないっすね。。」
「そっか。。じゃあ、、、このへんをもうちょっとカットしましょうか?で、こんなふうに見せたらどうですかね?」
「おーーー!セクシーっすね!!もっと見たい」
・・・これは、とある日の僕と中谷さんの会話です。中谷さんといえば、リッチ・シェフレンのナビゲーターであり、またWEBの制作会社の社長です。僕と中谷さんは、今から5年前にあったダイレクト出版の「パートナー養成講座」というコーチングプログラムの同期でもあります。
だからというわけでもないのですが、中谷さんには、時々僕が作ったセールスレターに対する意見をもらうことがよくあります。この時もそうでした。
実は、中谷さんに限らず、レスポンスのライターの間でレビューをしあう時もよく出てくるのが、この「セクシー」という言葉。というのも、このセクシーかどうかが、そのセールスコピーが良いか悪いかの大きな判断基準のひとつになるからです。
クレイトン・メイクピースという世界トップクラスのベテラン・セールスライターは人間と同じで広告には2つのタイプがあると言っています。
ひとつが、ナイスガイ、つまり「いい人タイプ」。もうひとつが、「セクシーな不良少年タイプ」です。そして、「広告が氾濫している現代では、『いい人タイプ』の広告ではもはや誰も見向きもしなくなる」と言っています。どういうことか?
きっとあなたの周りにも「いい人」って一人や二人いるのではないでしょうか?ルックスが良く、性格もいい。しかも仕事もデキるし高収入。非の打ち所がないんですが、、、なぜかモテない。一方で、いつも斜に構えていて、優しくもないどころか定職にもつかないのになぜかモテる男もいます。
普通に考えればこんなことはまったくナンセンスですよね?そんな男と付き合ってもメリットは何もないはずです。が、「不良少年」は「いい人」にはない何かを女性に感じさせます。そして、エキサイティングで危険な香りがする男に、魅力を感じてしまう女性は少なくありません。
広告もまた同じで、「いい人タイプ」と「不良少年タイプ」の広告があります。「いい人タイプ」の広告はメッセージがとてもストレートです。例えば、「動脈のプラークをきれいに洗い流します」というもの。悪くはないのですが、なんか、ソソられませんよね?
一方で、「こうして彼は心臓の大惨事を防ぐことができました」というちょっと変化球にしたらどうでしょう?
実はこの2つの広告は、どちらも同じ商品を売るもので、ドロドロの血液をサラサラにする治療薬を売っています。どちらが売れたか?
そうです。言うまでもなく後者、つまり不良少年タイプの広告です。こちらの方が何かミステリアスな感じ。セクシーでソソられる感じがしますよね。
では、どうすればセクシーなヘッドラインを作ることができるのでしょうか?
実は、僕たちの身の周りには優れたサンプルがたくさん転がっています。それが週刊誌です。それも、ちょっと下世話なゴシップ系の週刊誌の表紙に踊っているヘッドラインにはセクシーな要素が詰まっている場合がよくあります。なので、それらのエッセンスを真似するのはとても効果的な方法で、実際に優れたセールスライターもこの方法を勧めています。
ただし、くれぐれも、そのまま使ったりしないようにしてくださいね。逆にお客さんが逃げていく可能性がありますので。。
さて、あなたの広告はセクシーですか?もしあなたがより多くの見込客に反応してもらいたいと思うなら、「不良少年タイプ」のアプローチを意識してみると、より高い反応が得られるかもしれませんね。
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