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いいアイディアを出す方法(悪いアイディアとの違い)

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

2日前から、鬼のようにセールスレターのレビューをしています。

それは、コピーライティング専門メルマガの、「ザ・レスポンス・コピー」メンバーが送ってきてくれたセールスレター。8月31日締め切りでセールスレターを書いてもらっていて、そのレビューをしているわけです。量が多いので大変ですが、でも「書く」ことに比べたら楽なもん。間に合わせてくれたコピーライターに感謝です。

送られてきたコピーを見ていたら、ほとんど全てに共通した指摘がありました。これはもしかすると、コピーを書いている多くの人も同じことをしているかもしれません。あなたもやっていないか、チェックしてみてください。。。

ビッグ・アイディアは何??

それは、セールスレター全体、プロモーションの全体の「アイディア」をもう少し練った方がいいという指摘です。

時計だってパソコンだってiPodだって電車だって、、、今世の中にあるものは、元々世の中に存在していなかったものが、誰かのアイディアが元になって世の中に誕生したもの。アイディアがビジネスにおいてとても重要なものであるように、セールスレターにおいても、とても重要なものです。

Q.質問そもそもなぜ、人はセールスレターを読むのか?

”セールスレターを読む人は、セールスレターに引き込まれているのではなく、その中にある「アイディア」に引き込まれている”

誰が言ったか忘れましたが、こんな風な趣旨の言葉を、偉いコピーライターが言っていました。デビッドオグルビーも、「全ての広告にはビッグ・アイディアが必要だ」と言っています。言葉は違えど意味は似ていますよね。

でも、多くの人がくれたセールスレターは、こんなアイディアでした。

「ほかはダメだ。だからオレのを買え!」

あなたは今までだまされてきていた。あなたは今まで、偽物や中身のないものを売りつける人達の犠牲になっていたのだ。でも、本物はここにある!これぞ、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの神髄だ!

長いセールスレターを要約すると、つまりこういう事になるわけです。あなたはこのアイディアに、引き寄せられるだろうかどうだろうか・・・??

確かにこのアイディアは、セールスレターのアイディア・テンプレートの基本の型として、あることはあるのです。「あなたはだまされている!これが救世主だ!」というようなものは、ある意味人を引き寄せる事ができるかもしれません。例えば週刊誌のタイトルやワイドショーでは、こんな感じのものがたくさんあります。

でも一方、このアイディアを成功させるのは、個人的にはとっても難しいと思います。理由はいくつかありますが、例えば、「だまされている」というのを完全に100%信じてもらう事は大変だし、それができたとしても、自分の商品がそれを救う救世主だと信じてもらうのも難しいですよね。。。

でも、一番難しい理由は、、、

「競合もみんな、同じことを言っている」

ということ。

「他は全部ダメ。だからウチにしろ!」という言い方は、競合と同じアイディアであることがほとんどなのです。だから、難しいのです。あなたが会った事のあるセールスマンを思い出してみるとよくわかります。「いやいや、寺本さん。あそこはやめといた方がいいですよ。うちの方がいいですよ!」そんなようなことを言うセールスマン。よくいますよね?

いいアイディアはどうやって出す?

じゃぁ、アイディアはどうやって出せばいいのか?実際、その答えは難しいです。僕自身も常にアイディアに悩まされているし、さっきも小川と昼ご飯のパスタを食べながら、「新しいセールスレターのアイディアが出ない」と話をしていたところです。

でも、アイディアの出し方について、一つだけ確かな事があります。それは、、

アイディアの量と質は、インプットの量と質に依存する。

ということ。

究極のところ、アイディアというのは、自分が知っている知識の組み合わせによって生まれるもの。であるなら、そのインプットの知識量とインプットする知識の質によって、アウトプット(=アイディア)も違ってきます。

特に、いいアイディアを出そうと思うなら、いいインプットをたくさん入れる必要があります。例えば、自社のサービスレベルをあげるためのアイディアを出そう!と思った時でも、自社よりももっと優れたサービスを知らなければ、そのアイディアは出ないか、見当はずれのイマイチなアイディアになるでしょう。

つまりいいアイディアを出すためには、いいインプットを入れる必要があるわけです。
例えば、、
・本
・テレビ
・雑誌
・新聞
・経験/体験
・ニュースレターや教材
・異業種セミナー
・人と会う
などなど。

ダン・ケネディもよく言ってるけど、日々インプットを増やしていくだけで、潜在意識が勝手にそれを整理しておいてくれるので、必要なときになると勝手にアイディアの方からやってくるのだそうです。

身近な例えで行くと、

雑誌の記事で、とある長野県の旅館が紹介されていたとします。何となくその記事を読んだけど、特に長野に行く用事もないのでその時は何もしなかった。でも、そこから半年後、たまたま家族旅行で長野に行く事になった時、それがきっかけで、その旅館を思い出す。半年間はその旅館の事を思い出す事はなかったのに、、みたいな事はないでしょうか?

その記事というインプットがなければ、その旅館がいい旅館だ、というインプットもないわけなので、当然、長野に行くという状況になったとしても、その旅館に泊まるというアイディアも出ません。

商品とかプロモーションのアイディアもこれと同じ。

DMを出そうと思った時、封筒に「ティーザーコピー」を書くとDMの反応率がアップする、というインプットがなければ、ティーザーコピー入りのDMを出すことはできません。

短期間に売上を上げる方法として、「割引セール」しか知らなければ、売上に困ったときに打てる手段は割引セールしかありません。

情報商材を作ろうと思った時、マニュアルとオーディオCDとセミナーDVDしかそのパッケージの方法を知らなければ、コーチングは作れません。

インプット ーー>> アイディア

よくB級テレビドラマで、社長が社員を会議室に集めて、

「おい!お前ら!何かいいアイディアないのか!」

なんて言っているシーンを良く見かけます。

が、上で言ったように、アイディアというのは突然わいて出てくるものではありません。それまでインプットしてきたものが結晶となって、アイディアは出てくるからです。

インプットという種を、潜在意識と言う土壌に蒔く。それが、アイディアという花を咲かせる。

詩的にいうとこんな感じ?

もしあなたが、アイディアに困っているなら、、、

もしかするとあなたに必要なのは、アイディア会議を開く事でも、外を歩く事でも、池の周りを走る事でも、左手で柔らかボールを握る事でもなく、、、大量のインプットかもしれません。

fasdf

PS:→ http://www.directbook.jp/bom/
無料だし、、、

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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