トップ > ブログ >  > 書いてはいけないセールスレター

書いてはいけないセールスレター

2016.5.24 | ,
  •  

From:山田光彦

これは、先週末にやったセールスライター起業コースの写真です。
参加者の方から、セールスレターを提出してもらって、前にいる数人でレビューしているところ。

レビューというのは、自分では気づけないところを指摘してもらえるので、いいセールスレターを書くのにとても効果的な方法です。ですが、、、一生懸命考え、時間をかけて書いたものを、、、けちょんけちょんに言われる、ということに耐えなければいけない、強靭な精神力を求められるものでもありますw

起業コースが終わった後の懇親会で話を聞いてみたところ「レビューをしてもらうと、自分では気づけないところが気づける、というのは聞いていたのですが、やってみると全然違いますね。めちゃいいです」と言っていただける方もいて、かなり好評のようでした。

なので、今日は実際「どんなレビューをしていたのか」「自分の気づけないところに気づけるというのは、どういうことなのか」、事例を1つ紹介します。

ある店舗に女性客を呼びたい

レビューをしたセールスレターはある店舗に女性客を呼び込むためのもの。現状は男性客が多いので、女性客をもっと呼び込みたい。そのために、女性客を狙ったセールスレターを書いた、というものでした。

セールスレターを書いた方は、起業コースに参加されている方なので、構成もしっかりしていて、アイデアも明確。文章もうまいセールスレターができていました。

そして、そのセールスレターをレビューすることになったのですが、、、

セールスレターのレビューよりも、別の話が…

セールスレターのレビューもそこそこに、まったく別の話になったんです。というのも、、、

その業界は一般的に女性客よりも男性客の方が客単価が高いということ。なので、女性客を集めても、あまり利益が出ないんじゃないか。それに、現状、店舗には男性客がたくさん来ているなら、店舗の雰囲気なども女性客よりも、男性客向けになっているんじゃないか。

そんな話になったんです。つまり、、、利益を出すことを考えると、女性客を集めるんじゃなくて、男性客を集めた方が利益が高く、しかも、集客しやすいんじゃないか。

つまり、男性客を集めるセールスレターにした方がいいんじゃないかという話になったんです。

新規客を集めたい…

こういうのはとてもよくある話。典型的なのは、売上が減ってきて利益が少なくなってきた。だから、新規のお客さんを集めたい、というパターン。

利益を残すことが目的なら、多くの場合、新規のお客さんを集めることは有効な方法ではありません。新規のお客さんに商品を買ってもらうためには、広告費などの経費が大きくかかるのがほとんどだからです。

利益を残すことが目的なら、既存のお客さんに新商品やまだ買っていない商品などをダイレクメールやeメールで案内する方が、はるかに利益が残るでしょう。あなたの商品を気に入ってくれているなら、何の関係性もない新規のお客さんよりも商品を買ってくれる確率も高いですし、広告費もかからないので利益が出やすいからです。

利益が減ってきたから、新規のお客さんを集めたい。だから、新規のお客さんを集めるセールスレターを書いてリリースする。なんてことをやってしまうと、広告費がかかって、利益がさらに減ってしまうなんてことになりかねません。

セールスレターを書く前に、、、

そのセールスレターを書く目的はなんでしょうか?

・利益を大きくするため?
・新規のお客さんを集めて、将来の利益を増やすため?

その目的を達成するために必要なセールスレターは、、、

・誰に(新規客?既存客?女性?男性?etc・・・)
・どんな商品を売るものか?(高額?低額?リピート?単発?新商品etc・・・)

どの組み合わせが一番効率的に目標を達成できるでしょうか?
書く前に一度確認してみてください。

PS.
店舗のセールスレターを書いていた方は、この方向性さえ修正すれば、きちんと売上を上げるレターをかけるスキルを持っておられると思います。なので、次、お会いするときに、そのセールスレターからどういう成果が出たのか、聞かせてもらえるのが楽しみですw

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

山田光彦の記事一覧

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading