トップ > ブログ >  > 感情を刺激する広告の書き方

感情を刺激する広告の書き方

  •  

From:山田光彦

From:山田光彦

「感情を刺激するセールスコピーを書きたいのですが、どうすればいいでしょうか?」
「感情にも色々あるので、どれを使えばいいかわかりません」

これは、以前セールスライティングのセミナーに参加した方から、もらった質問です。

セールスライティングを学んだことがある人なら、心理トリガー、感情マーケティング、ホットボタンなど、言い方は色々ありますが、感情を刺激することの重要性は聞いたことがあるでしょう。

セールスコピーでうまく感情を刺激することができれば、売上を大きく伸ばすことができます。その反面、きちんと使いこなせなければ、売上を上げることができないのはもちろん、逆効果になってしまうこともある方法なのです。ですが、、、

僕も昔、自営業をやりながらセールスコピーの勉強をしていたとき、どうやって使ったらいいのかよくわかりませんでした。

たとえば、感情といっても、罪悪感、怒り、恥、不安、恐怖、安心、尊敬、愛情、優越感、感謝、などなど、、、ネガティブな感情から、ポジティブな感情まで、たくさんの種類があります。そして、自分の商品を売るときには、どの感情をどんな風に刺激したらいいんだろう? ということが、わからなかったのです。

確かに、商品を売るためにどの感情を刺激すればいいのか?ということに答えはありません。ですが、結構簡単にその感情を見つける方法もあります。その方法の1つをご紹介しますね。

あなたの商品に合わせた感情を刺激する方法

たとえば、あなたが「自宅を守るための防犯システム」を売っているとして、どんな感情を刺激すればいいと思いますか?

罪悪感?怒り?恥?不安?恐怖?
安心?尊敬?愛情?優越感?感謝?

どの感情を刺激するのが良さそうでしょうか?

たとえば、安心感に訴えるために「自宅に防犯システムがあれば毎日安心して過ごせますし、旅行などで長期間、留守にするときも安心です」ということをアピールすることもできます。

他にも、親としての罪悪感に訴えようとして「防犯システムがない家で子供を育てるなんて危険です。親として無責任じゃないですか?」とアピールすることもできます。

ですが、この2つ。正直、イマイチじゃないですか?

では、恐怖に訴えかける、こちらのアピールはどうでしょう。

「最近、ご近所が連続して空き巣の被害に遭っています。先月だけでも5件の被害。もしかすると、このあたりが外国人窃盗団のターゲットになっているのかもしれません」

これ、結構パワーがあると思いませんか?

自宅の防犯システムを売るためには恐怖の感情を刺激するのが、結構効果が高そう、ということなのですが、、、よく考えてみると、これって、当たり前の話ですよね。

自宅の防犯システムは、そもそも泥棒や強盗から財産や身を守るためのもの。つまり、恐怖を回避するための商品です。だから、恐怖の感情を刺激すれば売れやすいというわけです。

他の商品でも、これは基本的に同じです。

たとえば、モンブランの高級ボールペンを売るときに「これを買わないと、仕事ができない人だと思われますよ」とか言って、恐怖のアピールを使うよりも「このペンの価値は誰にでもわかるものではありません。誰でも持てるものではありませんし、使う人を選びます」といった優越感を刺激した方が売れるでしょう(つまり、モンブランはボールペンを売っているのではなく、優越感を売っているということです)。

他にも、婚約指輪を売るなら、怒りとか不安といった感情を刺激するのではなく、ロマンティックな感情や虚栄心・見栄を刺激した方が売れやすいでしょう。

つまり、これは、売っている商品がどんな感情を刺激するのか?ということから逆算して、刺激する感情を見つける方法です。

そして、その逆算して見つけたそれぞれの商品に合った感情を刺激する、これがシンプルで効果的な方法です。

では、あなたに1つ質問です。

あなたが今、売っている商品。
その商品を売るためには、どんな感情を刺激すればいいですか?

山田光彦

<編集者のオススメ>
46969-1

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

山田光彦の記事一覧

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading