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残念なコピーライター5つのパターン

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From:北岡秀紀

From:北岡秀紀

ダイレクト出版が頑張ってくれているおかげで、コピーライターがめちゃくちゃ増えましたね。

クライアントのマーケティングにも、自分自身のマーケティングにもコピーライターは必須です。コピーライターがいないために涙を飲んで降りたプロジェクトも数知れず・・・その意味で、この傾向は非常にありがたいです。

最近、「北岡さんと仕事がしたい」と自分から売り込みに来てくれるコピーライターもチラホラ。また、メルマガなどでコピーライターを募集すると、結構な方からの応募があります。

なので、この半年ほどでかなりのコピーライター(を名乗る人)とお会いしてきたのですが、残念なコピーライターもたくさんいました。

そんな残念なコピーライターをあなたに紹介しましょう。

コピーライターは書く仕事だと思っている

セールスレターやメールをはじめとして「書く」だけなら、いくらでも上手な人はいます。しかも、恐ろしく安い金額で。(1、2万円程度でも!)

コピーライターに求められているのは、顧客やビッグアイデアを考えたりするコンセプトを企画する力です。書くことしか頭になく、それらを考え提案しようとすらしないなら、こっちでコンセプトを全部考えて安い人にお願いしますって。

もちろん依頼側も顧客やビッグアイデアを考えているかもしれません。それでも別の意見をワザとぶつけて、より良くしていくのも仕事のはずです。

コピーライターが書くのはセールスレターとメールと思っている

例えば、コピーライティングの知識があれば以前のエントリー「今年さらに深刻化する問題」で書いたみたいに求人のコピーなんかも書くことができます。また、最近であればアクセスを呼び込むブログの記事もかなりのニーズがあります。(ウチでは、もう少し違ったある仕事もコピーライターに依頼しています。)

私は「コピーライターなのでブログは書きません」って、自分の仕事を狭めているだけです。確かに、ただのブログライティングであれば断ればいいでしょう。でも、それがマーケティング的に重要な役割を果たすものであれば、コピーライターの仕事でしょう。私ならただのブログライティングを依頼されても、マーケティング的な観点を入れて通常のブログライティングより高いお金を請求しますけどね。

自分の仕事を狭くしている理由がよくわかりません。

短いコピーはダメ!と思い込んでいる

「長いコピーでも読まれて売れればいい」という言葉が、いつの間にか長いコピーは善で短いコピーは悪、みたいなおかしな脳内変換が起こっている人がいます。

逆ですからね。ごくごく短いコンセプトをより魅力的に見せ補強するためにコピーは存在しています。全部を説明しきっているうちに、結果的に長くなっているに過ぎません。

1行で売れるなら1行の方がいいに決まっています。

ウェブ上のコピーは書けて、大きさが決まっているFAXDMやチラシが書けないということはコンセプトを考えられない「ただの書くだけマシーンです」と自白しているのと同じです。

スワイプファイルを明かさない

スワイプファイルを使って、コピーを書いていただくのはいいのですが、その出典を言わないのはNGです。虎の子の大切な資料なのはわかります。

が、どこが出典かを明かしてくれないと、安心してコピーを世に出すことができません。競合のコピーをスワイプしていたとしたら、「パクり野郎」のレッテルが貼られるのは依頼主です。

特に、私の場合、ダイレクト出版とはパートナーでもありますが、直接的ではないですが競合でもあります。(あ、私、ダイレクト出版の人間ではございません。よく勘違いされるんですが。「ダイレクト出版の方ですよね?」と聞かれたら、面倒なので「そうです。」と答えていますが(笑))なので、ダイレクト出版のコピーをスワイプされてしまったら・・・パートナーとしての信頼も傷つくわけです。

その確認くらいさせろ、と。安心して自分のコピーを使ってもらえるようにするのもコピーライターの仕事です。

価格のプレゼンテーションが基準価格だけ

「価格いくらですか?」と聞くと、判を押したように「15万円」と答える人が多い。理由を聞くと「認定コピーライターの基準価格だから」と答えます。

はぁ????あなたは商品の価値を伝えるコピーライターですよね!?認定コピーライターの基準価格があるからと、それを理由に自分の価値をプレゼンテーションしなくていいわけではありません。自分の価値は、自分でプレゼンテーションして決めれば!?と思うわけです。

基準価格だけで価格が決まるなら、「世界コピーライター協会(WCA)」でも名乗って「コピー1本100万円です」くらい言っていただきたいものです。

基準はあくまで基準。その価格を納得させるのは、自分自身です。

明かされない「断る理由」

仕事をお断りするときは、ご本人には「縁がなかった」しか伝えられることはありません。なので、こういうことが理由で断られているということに気づいていないはずです。

あなたもコピーライターで、思ったように仕事が取れていないならこの残念なコピーライターになっているかもしれません。ぜひ見直してみてください。

セールスライターというのはマーケティング全般が守備範囲の市場価値の高い仕事です。ですから、それだけ求められるものも高くなります。

当事者意識と経営者意識をもって仕事に取り組む必要があります。(あなたが経営者でなく、副業でやっていたとしても、です。)

あなたにはこんな残念な人じゃなく、稼げて、かっこよくて、仕事が楽しくて仕方がないコピーライターになっていただきたいと思います。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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