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リサーチの落とし穴(要注意…)

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From:寺本隆裕

FROM:寺本隆裕 ダイレクト出版

大阪の自宅より、、、

ある有名なコピーライターが言った。
「あなたのコピーは既に書かれている」
この意味はとても深い。深いのでじっくり説明しましょう。以下をよく読んでくださいね。

コピーを書くものとして、きっとあなたはリサーチの重要性のことは知っているでしょう。
そして「あなたのコピーは既に書かれている」というのは、リサーチの原則について言われた言葉なのです。

コピーライティングには大きく3つのステップがあります。
1つ目が、リサーチ。素材集めのステップ。
2つ目が、ライティング。書く、というステップ。
3つ目に、エディット。編集して仕上げるというステップ。

2のライティングは、書く、という行為ではあるものの、実際は1で集めた素材をつなぎあわせて組み立てていくというニュアンスです。
2の段階で、「うーん、何を書こうかなぁ」と考えるのではなくて、何を書くかは1のリサーチの段階で集めておく。
そしてその集めたものをどのようにどんな順番で配置していくのか?という段取りを決めたあと、
実際にそれを配置していくのが2の書く、という作業です。
つまりそれほどリサーチというのは重要だというわけです。
(ちなみに、優秀なダイレクトレスポンスマーケティングの会社では、「リサーチャー」とよばれるリサーチ専門の人のチームがあります。)

しかしこのリサーチには実は大きな落とし穴があります。
それは、「想像で素材を集めてしまう」ということ。

例えば、見込み客の感じているフラストレーションは?というリサーチ項目について、
「うーーん、どんなのがあるかなー。」
と、考えてしまうということです。

そこに、大きな落とし穴があります。
なぜなら「リサーチ」というのは、日本語に直すと、「調査」のことであり、「イメージ」(想像)ではないからです。

例えばどこかの現場を工事するような場合の「調査」であるならば、実際に現地へ行って、計測して数字を測って…といったようなことをしますよね?
間違っても、オフィスにいたまま写真だけ眺めて、
うーん、このへんの地盤はこれくらいの固さかなぁ、ここはこれくらいの長さっぽい、、、
などと想像することはしないはず。
現地に行ってデータを集める。つまり、事実が何かを調べるはずです。

コピーライティングのリサーチも同じこと。
見込み客のリサーチとは、見込み客のことを調査するということです。

リサーチとは、
「想像する」のではなく「事実」を調べて集めること
なのです。

例えば、お客さんがどんなフラストレーションを抱えているのかは、既にネットの掲示板や雑誌の投稿、記事、などに書かれています。
あるいは実際のお客さんの発言、言葉遣いなどに現れています。
リサーチではその事実を集めていくのです。

あなたの頭の中で想像したものをリサーチの「素材」にするのではありません。
『あなたのコピーは既に書かれている』
のです。

ダイレクト出版

PS リサーチの15のステップはこちら。

http://www.theresponsecopy.jp/15step/

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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