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メイン料理と付け合せの法則

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

カレー、ラーメン、寿司。
焼肉、ケーキ、アイス。
焼き魚、納豆、味噌汁。

僕の好物の一部を挙げてみました。

しかし当然のことながら、
これらは一つ一つ
別々に食べるものですよね。カレー、ラーメン、寿司。
焼肉、ケーキ、アイス。
焼き魚、納豆、味噌汁。これらをひとつのドンブリに入れて
かき混ぜたものは、
食べたいとも思わないでしょうし、
見た目も悪そうです。

そもそも何の料理なのかも、
よくわからないでしょう。

つまり、
それぞれ一つ一つは好きでも、
それらをごちゃごちゃになったものは
好きじゃないし、魅力を感じない。食べ物で考えると
当たり前の話ですよね。でも、、、

コピーではやってしまいがちなことの1つです。

つまり、
売りたい商品の「おいしいところ」が、
ドンブリにごちゃまぜになっていて、
なんの料理なのかが
わからなくなってしまうということ。

実際、ほとんどの商品には、
複数のベネフィットが存在しますよね。AもできるしBもできるしCもできる。
そう言われてみるとDもできるし、
なんならEだってできる。たくさんのベネフィットがあるでしょう。

しかしそれを全部いっぺんに、
ごちゃごちゃにアピールされても、、、その商品は一体何をしてくれる商品なのか?
というのが伝わりにくくなります。それだけでなく、
アピールされている一つ一つのベネフィットの
信頼性が落ちてしまいます。

カレー、ラーメン、寿司。
焼肉、ケーキ、アイス。
焼き魚、納豆、味噌汁。

これらがごちゃまぜになっていたとしたら、いくら中身が、「松坂の高級肉」の焼肉でも、
「鎧塚のケーキ」でも、
「一蘭のラーメン」でも、
「ハーゲンダッツのアイス」でも、、、美味しそうには思えないでしょう。

コピーも同じ事で、
ごちゃまぜの中でプレゼンされるベネフィットは、
魅力が大きく下がってしまうのです。

原則:セールスレターは引き算で考えるべし。

いい商品であればあるほど、
たくさんのベネフィットを
アピールしたくなるのが売り手の心理。

しかし、、、
そこはできるだけ絞って
引き算で考えるのです。メインに訴求する感情、
ベネフィット、悩みは1つにして、
それをメイン料理に。付け合せとして、
サブのベネフィットをちょろちょろっと、
並べてください。

メインの訴求1つに、
サブの訴求を複数ぶら下げるのです。

そうすれば、
メイン料理も付け合せも、美味しく食べられるはずです。

fasdf

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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