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セールスレターは誰に書く?

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

東京のスタバより、、、

週末、東京でセミナーをした。せっかくなので前々日から、東京に移動してて、土曜は家族でディズニーランドに行く事にした。舞浜に向かう途中、電車でオモシロイ広告を見つけた…

最近は車通勤なので電車に乗る事が少なくなってきた。なので、電車にのると、どーしても、あっちこっちの中吊り広告なんかを見てしまう。多分、電車の中では、変なオッサンがキョロキョロしているように見えているだろう…

ま、そんな話はさておき。何を見つけたか?キャッチコピーだけで、詳しい内容は見れなかったが、、、歯磨き粉か何かじゃないか。東京の人ならよく見てるだろう。「女子アナ大量購入」みたいな謳い文句のしたには、こんなキャッチコピーがあった…

日本の歯を白くする

きっと、このコピーを書いたコピーライターは、「おーーこれイケてるねぇ~~」みたいな感じで、自己陶酔してる事だろう。しかし、こんな広告はクソである。しかも、よくあるクソである。

ウチのメンバーでも、よく、このどーしょーっもない間違いを繰り返すので毎回注意するんだが、考えてみて欲しい…このキャッチコピー、どこが間違っているだろうか???実は、この話は、レスポンスで前にも取り上げたことがある、、、さて、何だか分かるかな???

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分かっただろうか?そう、致命的な間違いはコレだ「日本の歯」…想像してみて欲しい、、、日本に歯って生えてただろうか?日本列島のどこが「歯」なんだ!?恐らく、日本人全員の「歯」って意味だろうが、、、、考えてみて欲しい、、、そんなものは存在しない…

日本人の歯

なんてものは存在しない。あるのは「あなたの歯」だけである。売れる広告を作るためには、たった一人に向けて書かなければいけない。日本人全員が、同時にみんなでこの広告を読む、、、なんて事はない。広告を読む時、どんな人でも、大抵は、たった一人で読むのだ。たった一人で、、、

そして、たった一人で、自分の問題を考える。自分の問題で悩んでいる。その時、「ザ・問題」「ザ・悩み」「みんなの悩み」「日本人の問題」こんなものは、存在しない…あるのは、あなたの悩み、あなたの問題だ、、、

これは、何度言っても言い足りない。これはテクニックの問題ではなく、「考え方」の問題だ。たいていの人は、広告、セールスレターを書く時に、存在しない「みんな…」「大衆」に向けて書く傾向がある…

しかし、「大衆」というのは、”コンセプト”であって実在はしない。ここからここまでが、大衆です!と言い切れる人はいない。あなたもそうだ。言い切ってみて欲しい。これが大衆だと、、、物理的に触れる存在をもって、これが大衆だと言い切ってみて欲しい、、、、不可能である事に気づくだろう。

存在しない者とコミュニケーションをとることはできない。存在しない者に商品を売ることはできない。存在しない者にメッセージを伝えることはできない。「日本人の、、、」と言われれば、、、誰もが「自分と関係ない」と思うだろう。

「購買」というのは1:1の出来事だ。見込み客が、注文書にクレジットカード番号を書く時、店員に向けて、お金を払う時、「これを買おう」と意思決定するとき、、、その人はたった一人だ。売り手もたった一人だ。

ディズニーランドでもミッキーマウスはたった一人。ミッキーマウスに会いに行く子供もたった一人。

この機会に自分の広告を是非、チェックしてみよう。その広告は誰に向けて書かれているか?日本人か?それとも、たった一人の人間か?

小川忠洋

PS:
ディズニーランドはめちゃめちゃ寒かった。冬に行くもんじゃない…

 

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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