From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
「これ、書くことなかったんでしょ」
昨日、養成講座に参加しているメンバーのセールスレターを見て言った一言。そのセールスレターが言っている事は、基本的には「これいいですよ」「これいいですよ」「これいいですよ」って事を繰り返しているに過ぎなかった。
セールスレターでよくある間違いの1つは、書くことがないのに無理やり長いコピーを書こうとする事。恐らく、長いコピーが反応があるという話を何度も聞いているので、「コピーは長くしなきゃいけない」という思い込みがある。
結果、とにかくもっと書かないと書かないとって意識になって、ページを文字で埋めようとする。が、これは間違い。
書く必要のない事は書く必要はない。
結果的にコピーが短くなったとしたら、それはいいことなのだ。セールスコピーは長い方がいいんじゃない。言うべき事をすべて入れるから、結果として長くなるのである。短いコピーで言いたいことが全ていえるなら、それはそれに越したことはない。
いいコピーはいい”考え”である。
しかし、あなたの商品を買うのに見込客に伝えたいこと全てを伝えて、結果、めちゃめちゃ短い、なんて事はあんまりない。それはつまり、営業マンが、ほんの一言二言で、セールスを決めるってのと同じ事だからだ。
そんな商品ってあんまりないし、自分の扱っている商品を見てみれば、それは分かるだろう。恐らく、あなたの扱っている商品を売るためには、営業マンは、少なくとも、30分とか1時間とか話す必要があるんじゃないだろうか?
「書くことなかったんでしょ」 というのは、本当の問題は、書くことがなかった訳ではない。書くことを「考えてなかった」というのが本当の答えだ。実際に、セールスレターを書く前に、「書くべきこと」を考える、「この商品にお金を払ってもらうためには、何を伝えるべきなのか?」という事を考える、、、
考えた結果、設計図を作る。
この設計図が、あなたのコピーの出来そのものである。セールスレターで重要なのは、言い回しとかそういうんじゃない。設計図である。ほとんど全てのライティングってのは、この設計図が非常に重要であって、表現方法なんかは二の次である。
有名な推理小説を買って読んでみるといい。設計図、構成が全てである。もちろん、彼らはプロだから、表現方法も上手い。が、どれだけ表現方法がうまかったとしても、設計図がダメだったら、、、なんか府に落ちないオチになっていたら、話のつじつまが合わなかったら、、、ってか、犯人最初からバレちゃってたら、、、、どう思う?
ダメだろ。明らかに。
売れるセールスレターを書くのも、売れるセールスビデオを作るのも、小説を書くのも一緒。優れたライティングは、優れた”考え”に基づく。以上。つまり、どれだけ、事前に考えているか、その考えのクオリティこそが、成果物のクオリティに影響する。
何を言うべきで、何を伝えなきゃいけないか。そして、それをどういう順番で伝えないといえないか。考えて、考えて、考えるのだ。
そうすれば、書く事には困らない。 大工が家を建てる時に、その家の出来に最も重大な影響を与えるのは、、、設計図である。釘の打ち方なんて、大した話じゃない。ハンマーで打ちゃいいんだから。コピーも同じである。
ー小川忠洋
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