From:小川忠洋
From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
マーケターとして、我々は常に効果の高いマーケティング手法を探している。そのために、様々な本を読みあさり、、、いろいろなセミナーの情報を見つけては参加して、、、、、と思ったら写真が、あれ??
あれ??あれ?あれあれ???
気付いちゃった!?
あれー?気づかれちゃったかぁ~。いやいや、そんなに自分から言ったら自慢してるように聞こえちゃうかなと思ってね、、、隠していたんだけど、、、やっぱり、こういう事で隠し通せないよねぇー。バレたか、、、
やっぱ、雰囲気が変わってくるのかな。免許所持者の風格というか、品格というか、、、伝わっちゃうもんだねぇー。やっぱ写真も違って見えるもんなぁー。いやいや、そうなんですよ。ついに、、、とうとう、、、
免許が取れました!
長かった・・・本当に長い戦いだった。思い返せば4年前だったか。仮免試験に1日で4連チャン不合格して完全にやる気をなくしたり、、、つい半年ほど前かな、テスト受けたら○×テストなのに、真剣にやって50点満点中26点だったり、、、(確率的にランダムでも取れる数字である)
いやぁー社長業やりながら、免許を取るのは非常にしんどかったなぁー。試験の日。電光掲示板に僕の番号が光ったときには、、、
終わったぁー
って感じだった。やったーとかそんなんじゃなく、長い長い大きなプロジェクトがやっと終わったと、、、そんな感じだった。その日、我が家では、祝杯があげられた。これで、僕も一般道デビューである。
カンニングしたのか?
ぶっちゃけ、カンニングでもしてやろうか、とチラリと思ったが、公安委員会がこの試験を仕切ってるらしく、かなり厳しい目が光っていた。一度席をたったら、二度と戻れない。かばんは横に置く。机の上にはえんぴつと消しゴム以外出さない。後ろの人に見えるから答案用紙は立てない。などなど。
ふう。こういう試験はカンニングが許されないんだよな。高校の試験も大学の試験も資格試験も免許の試験もカンニングは許されない。しかし、ビジネスではカンニングが許される。実際、僕は、カンニングしまくって自分の事業を伸ばしてきた。
カンニングしました…
上手くいった広告のセールスコピーをカンニング。売れてる商品のカテゴリーをカンニング。ヘッドラインをカンニング。売れてそうな広告媒体をカンニング。売れてるオファーをカンニング。カンニング。カンニング。カンニングである。
ビジネスでは自分で何かを発明する必要はない。
大抵のケースで成功事例はどこにでも転がっている。それを真似るのが、最も手っ取り早い成功法則だ。ただ、単純に真似るだけではいけない。既存のものより、いいものにするか、ジャンルを変えるかである。
つまり、売れてる商品を真似るなら、それよりいいものにする。どんな商品でも完全に満足しているお客さんはいない。何らかの不満であったり、こうして欲しいという要望があるはず。それを探り当てて、別の商品を作る。
売れてるコピーなら、その構成や背後に潜むアイディアを真似る。そして、別の業界で、全く別の商品を使ってそれを売る。例えば、ダンケネディの「社長のための時間の使い方」で使っているコピー、これは、昔、メガヒットしていた英語教材の真似である。横に並べたらビックリするほど似ている事に気がつくだろう。
ビジネスの目的は利益を上げる事であって発明する事ではない。
多くの人は、自分がビジネスマンである事を忘れてしまって、発明家になろうとしてしまう。スティーヴジョブスのような人物像に勘違いしてしまって、発明家になろうとしてしまう。
ちなみにジョブスがiPodをリリースする前から、携帯MP3プレイヤーはたくさん売ってた。その点では恐らくソニーの方が先だろう。つまり、ジョブスはiPodを発明したわけじゃなく、お客が「買いたい!」と思うようにしただけ。
インターネットの帝王グーグル様だってそう。検索エンジンってコンセプトはグーグル以前からあった。グーグルは単純にお客にとって使いやすい検索エンジンを作っただけ。PPCキーワード広告の仕組みだって最初は確か、Gotoという会社が発明した。(今はこの会社は買収されてない)
発明しようとするな! となりの答案をカンニングせよ!
あなたが直面している難しい問題は、となりの席の優等生がもう解いちゃってるかもしれない。遠慮せずにカンニングさせてもらおう。あるいは、ビジネスの世界では、「聞く」って事もできる。
もし、僕が免許の試験会場で隣の人に「ねぇねぇ、この標識って車両進入禁止だっけ?」って聞いてたら、一発で退場になるが、ビジネスの世界はそうではない。「ねぇねぇ、新規客どうやって取ってんの?」って聞いたら、大抵、教えてくれる。
得に最初の頃は、真似をする事を心がけよう。最初から自分の頭で考えようとしてはいけない。最初は真似る。守破離。武道の基本。ある程度になってきたら、自分の頭で考えて、ビジネスのやり方にイノベーションを生み出す事を考えればいい。
***
ちなみに、公道デビューの日。我が家の官房長官からは、「神戸に行け」との指令がでた。
「長官!そこは恐怖の阪神高速があるであります!」
「うるさい。行け!あたしは横に乗ってる」
「マジですか!長官、私、初日であります!死にたくないであります。やり残した事がたくさんあるであります。」
「うるさい。行け!」
ぶぅぅーーーーーん。と出発。なんとか阪神高速をクリアしたものの、助手席からは「ここ、割り込め」など、初日から大阪ドライバーの基本を徹底的に叩き込まれたのであった・・・
・・・つづく
ー小川忠洋
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