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今、必要なスキル?

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

沖縄のスタバより、、、

”東海道新幹線の利用者が3割減”ニュースを見ていたら、こんな情報が目に入って来た。これは、やばいぞ。こんな2週間たらずで、日本の大動脈とも言えるような東海道新幹線が3割減だなんて、、、、

ボケッとしている暇はない。今こそ、全力で儲けないといけないぞ。

レスポンスは、売上げを上げる事、新規客を獲得する事を目標とした社長、起業家のためにある。だから、いつまでも地震の事ばかり話してられない。が、ビジネスの話をする前に一つ僕の個人的な考えをシェアしておこうと思う。もしかしたら、今のような状況にあなたの役に立つかもしれない。

地震や原発のメールを流さない理由

今回の大災害。僕は個人的に、地震、特に原発関連のメールを配信しなかった。他のメルマガでは、放射能が飛び散ったら、家にいようとか、雨が降ったら最悪だからどうこうとか、いろんな情報が流れていたと思う。こういう時はこうした方がいいとか、どうした方がいいとか、

あなたもきっとこんなメールをたくさん受けたはずだ。

もちろん僕も個人的に情報収集はしていた。やっぱ一日本人として、心配だからね。しかし、自分から情報発信はしなかった。きっと、こういう時は情報発信すべきだと思う人が多いと思う。だから数多くの人が情報発信をしていた。社内でもメールで情報発信した方がいいという意見もあった。

しかし、僕は情報発信はしない方がいいと判断した。

理由はとても簡単で、僕にはこの件(地震や原発)に関する専門知識がないからだ。専門的な知識を持っていない以上、むやみに情報発信はしない方がいいと思った。何故なら、ネット上を探せばいくらでも原子力に関する専門知識を持った人が、情報発信をしているからだ。彼らの情報の方が、僕が発する情報よりも遥かに価値がある。そして、正確である。

現代で極めて重要だが見落としがちなスキル

情報をどう扱うか?というのは、現代においてかなり重要なスキルである。こないだの京大かどこかのカンニング事件を見ても分かる通り、現代では、情報そのものは、いくらでも簡単に集める事ができる。

情報は僕らの必要以上にたくさんあるのだ。需要と供給の考え方で言えば、大抵の情報は、供給過多である。(ちなみに供給不足の情報を扱えるようになれば、それは金脈である)

だから、情報をどう集めるか?集めた情報をどう判断するか?という一連のスキルは、現代では極めて重要である。そして、僕のポリシーは、情報は専門家から出たものしか信用しない。そして、自分が専門的知識がない情報は価値がないので発信しない。

だから、マーケティングの情報は発信するが、原発からの身の守り方の情報は発信しない。

何故、無料のアドバイスは高くつく?

ここ日本では、人間、誰にでも発言の自由がある。特にインターネットでは誰もが自由に公に発言する事ができる。だからこそ、我々は、情報に対する処理術を身につけるべきだ。最も簡単な方法は、専門家の情報だけを取るという方法。

基本、人はアドバイス好きである。あなたがビジネスで大きな悩みを抱えているとする。その悩みを誰に相談しても、それなりのアドバイスが帰ってくる。例えば、ビジネスの運営経験、プロジェクトの立ち上げ経験なんて全くない、公務員のいとこの叔父ちゃんだって、アドバイスしてくる。しかし、そのアドバイスを受ける事は、あなたの問題を解決するどころか、かえってヒドくしたりする事もある。

これと同じ事があらゆる所で起きる。

今回の原発に関する情報処理術として僕が取ったのは、

①信じる専門家を2、3人見つける
②その人たちの情報を信じて他の情報は8割引か9割引くらいで聞く
③その結果、どんな事が起きても自分の責任として受け入れる。

これだけ。これだけで、情報量を激減させる事ができるし、正確性は大幅にアップさせる事ができたと思う。

ビジネスやマーケティングの話も同じ

結果を出せない多くの人がはまってしまいがちなのがこのパターン。いろんな人が発信する情報を片っ端から浴びてしまう。受け取る情報量が多すぎて、具体的な行動が取れない。あっちの人はこういっているけど、こっちの人はああ言ってる、どっちが正しいんだろう?なんていうどーでもいい事で悩んだりする。そして時間をムダにする。

時間をムダにしないためには、本物だと思った情報源を2、3個みつけたら、それを徹底的にマスターして、「よし、これは十分だ」と思う段階になったら、別の所を見てみる。そして、別のモノの見方を学んでみる。こうする事で確実に成長する。

教訓:
・現代の情報過多時代には、情報処理術が欠かせない。
・人生もビジネスも情報をどう処理するかが大きなポイントとなる。
・無料のアドバイスほど高くつくものはない。

小川忠洋 

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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