From:ダン・ケネディ
From:ダン・ケネディ
前回は、自分自身への質問についてお話ししました。
今回は、第三者への質問についてお話します。
自分自身に問いかけることができない人が多いことは前回話しましたが、
顧客にいろいろ質問できない人も少なくありません。
顧客のことは熟知しているという思い込みがそうさせます。
コンサルティングをしていると、クライアントが自分たちの顧客が考えていることや欲しい物を知っていると思っていたり信じ込んだりしていることに、毎回イライラさせられます。
彼らは、実際は顧客のことを何もわかっていないことに気付いていません。
成功している人たちに質問を投げかけることができない人も大勢います。
この場合はプライドや忙しさが邪魔をしていることが多いものです。
質問を阻むプライドは敵ですし、忙しさは障害です。
意味のある質問ができない人もたくさんいます。
私はしばしば、彼らが望む答えを引き出すための質問をされます。
そう答えるしかないという状況に誘導する質問です。
しかし、最良の質問とは、答えを限定させるようなものではないのです。
ところで、好奇心もほどほどにしないと痛い目を見るとよく言いますが、好奇心が起業家を殺すことは決してありません。
むしろ、その逆です。
好奇心こそ新たな知への懸け橋です。
上手くコントロールすることができれば、意味のある質問を可能にしてくれます。
次回をお楽しみに。
−ダン・ケネディ
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