From:ダン・ケネディ
From:ダン・ケネディ
前回は、限界についてお話しましたね。さて、今回は、言い訳がどれほど自分の限界を狭めるかについてお話していきましょう。
多くの人が、都合をつけるために体のいい言い訳を好んで使います。
ある晩、親しい友人と、彼の娘の夫について話していました。
彼はダラダラした生活のせいで、135キロも体重がありました。彼には、養わなくてはいけない奥さんも子供達もいました。しかし、予期していたとおり心筋梗塞が起こり、糖尿病は進行し、他にも多くの健康問題を抱えている状態になりました。
彼は、何とも都合の良い言い訳を非常にたくさんしていました。
例えば・・・
保険業界でのキャリアアップのために、毎日顧客や外交員と昼食・夕食に出かけ、「女々しい」食べ方はイヤだと言って、ヘルシーなものをきちんと噛んで少量ずつ食べるということをしません。すごいスピードでファーストフードをかっ食らいます。
彼は巨体ですが、良く働くのならば、食事は当然の楽しみだと解釈していたのです。
体の良い言い訳の問題点は、一見「もっともだ」と思えてしまうところにあります。
弁解は、限界をより狭めます。
富と成功。言い訳をする人は誰も、それらを手に入れてはいません。
あなたは、言い訳以外のこの世の全てのものから富を生み出す可能性を持っていますが、言い訳からは何も生み出せないのです。
昔、私とビジネスを共にして来た仲間が、少ない給料しか払う価値がない人について話していました。
それは、
・何故上手くいかないのか、何故出来ないのか、理由を沢山作る者。
・現状に留まるための言い訳を考える者。
です。
自身の責任は必ず自身で負い、義務から逃れることを自らに許さないということは、確かに簡単なことではないし、そう楽しいことではありません。
しかし、人生は自分に都合がいいところだけを取り出して作れるものではありません。あなたの現在は、これまでの選択の結果なのです。
先日、私の友人と話したある男は言いました。
「私はダンの教材をすべて持っているんだ。それに、何年も彼についてきたんだ。でもね、僕はただの悪い生徒でしかないんだよ。」
友人はそれ以上理由を聞こうとしませんでした。なぜなら、そこには多くの言い訳しか待っていないことを知っていたからです。
言い訳を考えるのは、もう止めにしませんか?
さて、次回は、「言い訳しないこと」について続けてお話しましょう。
次回をお楽しみに。
−ダン・ケネディ
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします