From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
今日の記事は短い。短いが、起業家が成功する上で、とっっても大切な事だ。まじめな内容なので、今日の話は真剣に聞いてほしい。もし、あなたが今、なかなか会社を成長する事ができない、、、なかなかビジネスが上手くいかない、、、なかなか売上が伸びない、、、ともがいているなら、今日の話はきっと役に立つだろう。この話は、自分自身にも言い聞かせなければならない内容だ。繰り返し繰り返し、、、
先日、社内のあるチームの売上が急激に下がっていたので、それの対策ミーティングを行った。そのチームには優秀なメンバーもいる。いい商品もある。たくさんのビジネスのアイディアもある。しかし、何故、急に売り上げが下がったのか・・・?
決して、メンバーのスキルが低いわけじゃなかった。彼らのスキルは十分だった。7つの習慣のスティーヴンコヴィー氏が成果を出すためには、マインドセット/スキルセット/ツールセットが必要だと言ってる。秀逸な考えだ。そのうちスキルセットについては、他のチームと比べても問題ない。じゃあ、市場の環境が変わったのか?もし、上手くいった事をくりかえしやっていたとしても、市場の環境、つまり見込み客の状態が変わっていたら、上手くいかないくなる。でも、それでもない。
ツールセット。ツールが不十分だったのか?リソースが足りなかったのか?それも答えではない。何故なら、ちょっと前までは、売上がちゃんとあがっていたわけだから。となると原因はこれしかない・・・
マインドセット
また、マインドセットか。もっとスグに結果でる効果的なノウハウを教えてくれよ。と思うかもしれない。しかし、これはとっても重要な話なので、聞き逃さないでほしい。マインドセットは、決して目に見えないし、数値で測ることができないもの。だが、しかし、成果に対して最も大きな影響を与えると言っても過言ではないだろう。そのチームは、たくさんのアイディアを持っていた。『これをやったら売上倍増するやん!』みたいな話が毎日のように、繰り返されていた。次から次へとクリエイティブな、すごいアイディアが浮かんでいた。(実際、僕もそのアイディアを聞いたが興奮するようなものばかり)しかし、、、
それらのアイディアは未だアイディアのまま・・・
それら、優れたアイディアは実践される事がなかった。実践されて世の中に出る事はなかった。アイディアはアイディアのまま頭の中に眠ったままだった。
忘れてはいけない。アイディアは実行しない限り、無価値なのだ。
あの人はアイディアマンで優れたアイディアをいっぱい出す。なんて評価は褒め言葉でもなんでもない。本当の褒め言葉は、『あの人はアイディアをスグ実践するよね』ってな言葉。
ビジネスの成功は、アイディアの秀逸さによるものではない。
ビジネスの成功は、普通のアイディアをどのレベルで実践するかだ。
大成功したビジネスを思い出してみよう。めちゃめちゃ優れたアイディアで常人には思いつかない・・・なんてものはそんなにたくさんあるだろうか?
上にあげたどのビジネスも、アイディア自体は誰でも浮かぶ程度のものだろう。実際、このアイディアを浮かんでた人は腐るほどいると思う。しかし、腐るほどいる他の人、、、あるいは同じような事をしていた競合他社に比べて、、何故、彼らだけが大成功したのだろうか?あなたはもう答えを薄々感じているはずだ・・・それは、、、
普通のアイディアを徹底的に実践したから
普通のアイディアを徹底的に、非情なまでに実践した。だから、圧倒的な優位性を築くことができた。断固とした実践。これによって、彼らは一大帝国を築くことができた。
何かすげーーソリューションが見つかって、いろんな問題が一挙に解決する?何かすげーー商品のアイディアが見つかって、売上が急激に伸びる?何かすげーーー魔法の方法が見つかって、何もかもが一気に上手く行く?
こんな考え捨てちまえ!
ダンケネディは著書『屁理屈なし、社長のための時間の使い方』の中で、『決断の数が多ければ多いほど、生産的になる』と言っていた。その決断が合っていても、間違っていてもいいのだ。素早く決断して、断固として実行する。
ビジネスを成功させるには、ちょっとした小さな事の積み重ねだ。小さなアイディア、小さな改善、小さな一歩の繰り返しだ。繰り返し、繰り返し、繰り返し、断固として実行していく事で、あなたのビジネスは、競合他社から、一歩も二歩も抜きん出る事になる。
断固とした実行を・・・
ー小川忠洋
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