From:ダン・ケネディ
「私たちのほとんどが2つの人生を持っています。今生きている人生と、経験したことのない別の人生です」(スティーヴン・プレスフィールド、米国の作家)
「USAトゥデイ」誌によると、独立宣言を報じた最初の新聞の印刷(1776年7月4日付)が、数年前オークションにかけられたそうです。
独立宣言にはもちろん、アメリカがイギリスから独立した理由が記されています。すべての人々は特定の権利を有し、政府がそれらの権利を損ねる場合、人々には政府を変える、もしくは放棄する権利があると書かれています。
そして、私は、独自の「独立宣言」をしている経営者を知っています。彼らは、ビジネスが何をもたらすべきなのかという宣言をしているのです。
「富」はもっとも明白な答えですね。
しかし、それ以上のものも確かに存在します。
経営者は自分の興味が惹きつけられるビジネスをやりたいと望んでいます。そして、つねに関わり続け、知識やスキルを向上させる機会を与えてくれるビジネスです。
あなたに達成感を与え…変化を起こしていると感じさせ…満足感と幸福感を与えてくれるビジネスですね。
では、経営者がビジネスに望む、一番のものとはなんでしょう?
独立ですよ。
あなたも同感ではないですか?
自分がやりたいようにやり、働きたい人と、働きたい時に、働きたい場所で働く自由…そして、それを叶えてくれる金銭的保障ですね。
しかし、よくありがちなのは、経営者が自由を一番の目標に掲げているにもかかわらず、忙しすぎて疲弊してしまうということです。長時間ロバのように働き続け、成功や責任、変化、お金のすべてを手に入れたとしても、自由がなくなってしまうのです。
つまり、彼らが1番の目標に掲げるものが欠けてしまうのですね。そして、自分たちが「保障」だと勘違いしているお金をなくしてしまうリスクを恐れ、現状を変えることを恐れるのです。でも実際は、もしあなたがすべての仕事をこなさなければならず、またはそれに縛られているのならば、あなたは保障など手にしていないのです。
だって、仕事ができなくなったらどうなりますか。あなたが病気になったり、家族の介護をするために休みを取らなければならなかったら?規制が変わってあなたのビジネスに悪影響をもたらしたり、あなたの商品やサービスが時代遅れになってしまったら、あなたはどうしますか?
映画「インターンシップ」でヴィンス・ヴォーンとオーウェン・ウィルソンの演じるキャラクターは、働いていた時計販売会社が倒産して職を失ってしまいます。オーナーは、みんなが携帯電話を時計代わりに使うため誰も腕時計を買わなくなったことを嘆くのです。そう、商品が時代遅れになってしまったのですね。
ですから、あなたがもっと人生を楽しんで、様々な経験をし、真の保障と自由を手に入れるためにビジネスをやっているならば、自分の独立宣言は正しくデザインして作り上げなければいけません。
そうでなければ、一生懸命働いてビジネスを大きくしたとしても、結局は自分のビジネスの奴隷となり、あなたが長期間の休みを取ればそれが失敗へとつながってしまいます。そして、物事は万事変わっていきますから、あなたも時間とともに変わっていく方法を見つけなければいけません。
一生懸命働くということは賞賛すべきことですし、ビジネスの成長にも必要ですが、それはあなたに保障と自由を与えてくれません。
はっきりさせなければいけないことは、あなたが本当に何を望んでいるのかを理解し、そのためには何が必要なのかということなのです。
私は、人々がそれをただ待っているだけなのを目にしたことがありますよ。彼らはビジネスを失敗させるか、健康を損ねるか、家族がバラバラになってしまうまでは何もせず、そうなって追い込まれてから絶望の末に何かを変えようとするのです。
そのようなことが身に降りかからないように、あなたは仕事とお金の依存関係から解放されなければいけません。お金を生み出す能力を持たなければいけないのです。
なぜなら、自分の意思でお金を生み出せることが、真の保障を手に入れるということなのですから。そして、その保障が本当の独立や心配事からの解放、財政的な不安からの自由を与えてくれます。
独立宣言を報じた最初の新聞の印刷は75万ドル(7500万円)で売れると予測されていましたね。独立を手に入れるということは、あなたにとってどれだけの価値がありますか?
-ダン・ケネディ
リッチシェフレン公式ナビゲーター
中谷 佳正が講師を務める無料セミナー
働く時間を減らしながら
もっと売上が上がる事業に変える
事業[再]設計セミナー
現在募集中です。
↓
今すぐ席を確保する
※先着順です。満席になった時点で
募集を終了させていただきます。
ご了承ください。
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします