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社長のダメな所

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

がっかりである。。。何にがっかりしたかと言うと、先週行ったマーケQuizの賞品をみんなにプレゼントしたのに、『欲しくねぇー』『いらねぇー』という声が多数だった事だ。もし、これがみんなに好評だったら、ゴールド+メンバーになった時の特典として、何かもっと強烈なものをプレゼントしようと思ったのだが・・・

いらねぇーのか・・・

ちなみにコメントに届いていた茂田さんの質問にお答えすると・・・

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いやぁ、面白いっすね。朝からかなり笑いましたよ。ところでこの写真(キッスしている写真)は自分1人だけのときに撮ったのでしょうか?

30過ぎたおっさんが1人で投げキッスをしているところを想像すると・・・、それはそれで笑えます。

まさか、社員に、、、「ねぇ、今から投げキッスするからちょっと写真撮ってよ」なんてことはないですよね?これはこれでかなり笑えるんですが。。。

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そう。あの写真は1人で取った。かなり気持ち悪いと自分でも思ったんだが、社員に撮ってもらうわけにもいかない。何故なら、いま、ウチの会社では、顧客管理系の全部のシステムをバージョンアップしようとしていて、その大詰めの時期に来ているからだ。(このメルマガが届くころには新システムになっているかもしれない)

そのプロジェクトは1年以上も前から、ずっと開発している。そして、最後の最後で、納期ぎりぎりで、みんな遅くまで残業して働いている中、、、社内がピリピリしている中、、、

『投げキッスの写真撮るから、撮ってくれへん?』

などと言ったら、どうなるかは想像がつくだろう。どこかの国のように軍事クーデターが起きて、男性社員からは、キツい蹴りを一発、僕のキュートなお尻にお見舞いされるだろう(ウチには格闘技をやっている社員が数名いる・・・)さらに女性社員からはセクハラ上司のように白い目を向けられるだろう・・・なので、あの写真は自分のiPhoneで1人で撮影した。会議室にこもって・・・。

さて、月曜の朝からこんなくだらない話を聞かせやがって!という苦情がくる前にまじめな話にうつろうと思う。本当は延々とこんな話をしていたいのだが、それではレスポンスが迷惑メールフォルダに直行になってしまう。それでは、他のライターの皆様に申し訳ない。(特に池本さんなんかは、箱の深ぃぃ話をしてくれているのに、、、、)

プロジェクトが進まない?

その顧客管理のシステムが1年以上前から作ってる事は言ったと思う。しかし、作った当初は、半年くらいのプロジェクトで、今年の4月くらいにはリリース予定だった。が、今は、11月の末。何故、こんなにも、遅くまでかかってしまったのか?これくらい大きなプロジェクトとなると、その理由は腐るほどある。

腐るほどある理由の中で、最も大きな理由は何だろうか?それは、もっともっと、たくさんの機能をつけたい・・・という要望だった。

『こんな機能が欲しい』『あんな事できたら便利』『このボタン押したら自動的にこの処理をしてほしい』

などなど、数え上げていったらきりがない。機能が増えれば増えるほど、かかる人手も増えていって、しまいにゃ一年がかりになってしまった。

ここに一つの教訓がある。これはシステム開発の話だけど、実際にはビジネス全般に言える事なのだ。例えば、あなたのマーケティング企画などでも同じ。こんな事をしたい、あんな風にしたい、これもいいアイディアだ、、、あれもいいプロジェクトだ、、、などとやっていると、、、

どれ一つとして、終わらないまま、
次々と新しい事が始まっていく・・・

我々、社長、起業家はこういった傾向がある事を認めなければいけない。そして、その誘惑に対抗していかなければならない。あなたが成功すれば成功するほど、ビジネスチャンスは舞い込んでくる。そして、どのビジネスチャンスも、あなたの今までの仕事の中で、もっとも大きなビジネスチャンスに見えてくるだろう。

それらに次から次へと乗っかっていこうとしたら、いつまでたっても最初にやったプロジェクトが終わらない、、、最初につかんだビジネスチャンスが実らない、、、そして、時間だけがたっていく・・・

思い出してほしいのは、今ウチで作っているシステムは、1年以上開発期間があったけど、『まだ、何も日の目を見ていない』という事。『ボタン一つで自動的に処理』というような機能がたくさんあるけど、それらの機能のどれ一つとして、、、未だに成果を生み出していない。

ビジネスに例えれば、どのプロジェクトも売上を一切あげていない。想像してみてほしい。そんな状態が1年以上続くことを・・・大抵のビジネスはそんな事に耐えられないだろう。

終わらせろ!

我々のような人種、起業家や社長は、何かを始める事が大好きだ。新しい商品を開発する、新しいマーケティング企画を始める、、、新しいビジネスをスタートする、、、などなど、、

次々と新しい事をはじめて何一つ終わっていない。こんな状況になっていないだろうか?本を書こうとしたが、途中まで書いてて、別のアイディアが浮かんできた。だから、そのアイディアで商品を作ってみよう、、、と思って作っていたら、また別の集客方法をみつけたので、それを試してみて、、、

という事の繰り返しで、本はいつまでたっても書き終わらない。新しい商品はいつまでたっても完成しない。集客方法はいつまでたっても確立しない。なんて事になっていないだろうか?

終わらせろ!

僕らは何かを始めるのは得意だ。だから、それは無意識でも勝手にやっていってしまう。意識的にコントロールしなきゃならないのは、始めた事を終わらせること!完成させる事!完了させる事!

  • 広告を書いたら、それを書き終わらせる。
  • レポートを書いたら、それを書き終わらせる。
  • 新しい商品を作ったら、目標値まで売り切る。

終わらせろ!終わらせろ!終わらせろ!これを今日から、あなたのマントラにしてみてはどうか。

小川忠洋 

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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