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「アナログは時代遅れ」から学ぶ2つの教訓

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From:北岡秀紀

先日、セミナーの懇親会で衝撃的な言葉をもらいました。
「北岡先生ってアナログの手帳を推奨されていますよね。それを見習ってアナログのやり方をやっていたらスタッフに時代遅れってバカにされるんです。」

「バカにされた」というのはあくまで当人の感覚なので「指摘された」とするのが公平かなと思います。

いずれにせよ、自分が実務もやるような社長はアナログ手帳、もっというと1週間見開きのバーチカル以外ありえない、というのが私の考えです。

  • 時間の使い方を視覚で直感的に把握できる
  • やるべきことをアポの形でブロックできる
  • (普段仕事に使う)PCの画面を切り替えずそのまま記入やチェックができる
  • 長期的な計画をパラパラと簡単にめくってチェックできる
  • デジタルで教習して他の人間に自分の時間をコントロールされるのを防ぐことができる(主導権をもって時間管理できる)

というのが主な理由です。

アポとトップ営業と意思決定だけが仕事の(本当の意味での)社長であれば、デジタル管理もありだと思いますが。
通常の中小企業の社長の場合、デジタルでは使い勝手が悪すぎます。

意思決定を歪める他人の目

では、なぜ冒頭の言葉が衝撃だったのか?
それは…「他人の目」がこれほど意思決定を歪めるのか!ということについて、です。

話を聞く限り、アナログでうまく仕事も回っている。
さらにアナログで時間管理をする理由は十分に理解できているようでした。

それに対して「時代遅れ」という論理的根拠のないような指摘だけで「大丈夫なのか?」と心が揺らいでしまうわけです。
しかも、自分より仕事ができるすごい社長の言葉ならともかく、部下の声ですからね。

私にはちょっと考えられないことでした。

けれど、この話を聞いて「他人の目」というのをもっと私のコンテンツに反映させる必要があるな、と反省した次第です。

あなたの商品の「他人の目」は?

この件で私は2つの学びを得ました。
あなたにとってもきっと大切なことなのでシェアしたいと思います。

ひとつは自分の目的にかなっているなら他人の目なんか気にする必要がない、ということ。
他の人の意見を取り入れる柔軟性は大切です。

が、あなたが「論理的な」根拠をもって実行していることまで、イチイチ左右される必要はありません。

そして、もうひとつ。

あなたのお客さんの意思決定に他の誰かが介入していないか?
ぜひ考えてみてほしいんです。

中小企業の社長向けに商品を販売していたら、経理の奥さんがキーマンだったりすることはよくあります。

あなたのビジネスでも同じようなキーマンがいるかもしれません。
そして、そのキーマンをどう攻略するのかも考えてみてください。

-北岡秀紀

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北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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