From:ダン・ケネディ
しばらく前の「ウォール・ストリート・ジャーナル」誌に、ジョディー・リチャーズという、成功しているレストラン経営者についての記事が載っていました。
リチャーズは仕事のほかに、究極のトレイルレースやトライアスロン、また64キロにも渡って島から島を走ったり泳いだりするスウェーデンのOtillOスイムランレースなどにも参加しています。この記事の中では、彼女の運動習慣(彼女には2人のトレーニングコーチがいるんですよ!)や、食習慣、また特注のハイテク・フィットネス用品を含むトレーニングや用具の費用などが紹介されていました。
たとえば、彼女は減量によってスピードを加速させ、関節へのインパクトを減少させるAlterG反重力トレッドミルを使用しています。このトレッドミルがいくらかかるかですって?5万5000ドル(550万円)ですよ。
ほかにも、2万8000ドル(280万円)もする高地トレーニング用の低酸素部屋や、1万1000ドル(110万円)のGuru(グル)のカスタムバイクTT Cr-901を持っています。そして、毎月2人のコーチに330ドル(3万3000円)、ピラティスのクラスは毎回120ドル(1万2000円)支払っているそうです。
これだけが、彼女のトレーニングにかかるすべての費用ではありません。そして、これらは彼女のレストラン「Atera(アテラ)」にではなく、趣味に費やされているお金なのです。
リチャーズ女史は、自分の体の限界につねに挑戦し続けているのです。彼女はランニング、スイミング、体力づくりのためのコーチ、そしてサイクリングと体力づくりのためにもう一人のコーチにも投資しています。
多くのそれほど賢くない人たちは、これは無駄遣いであると考えるでしょう。すでに体力づくりのコーチがいるのに、なぜ2人目のコーチが必要なのでしょうか?
また彼女ほどスキルのある人物に、なぜランニングやスイミングのコーチが必要なのかと疑問に思う人もいるでしょう。
しかし、コーチや専門用具、そしてそのための食習慣こそが、究極の条件の中で人間の体の限界まで挑戦することを可能にしてくれているのです。コーチは彼女の能力をさらに向上させる手助けをし、レースでタイムを削るための微調整をしてくれます。そして、彼女の中にあるネガティブな思いを打ち消し、さらなるやる気を高めてくれるのです。
同様の態度は、知的なインプットにおいても広く見られます。中には、なぜ今自分が知っていることの半分も活用できていないのに、さらに新しいことを学ぶために投資しなければいけないのかと考え、情報を得たり、それに対して投資することから自分を遠ざける人もいます。
しかし、一流の成功者たちはちょっと違った考え方を持っています。彼らは「私の頭はできる限り多くの情報に触れ、整理し、まとめるだけの能力があるのだから、あらゆる刺激がもっと欲しい」と考えるのです。
私がプロジェクトに携わるときは情報を重さで測ります。そして、ひとつのディテールを探し求めることがすべての勝利の鍵となり、大きな利益をもたらすものとなるのです。私は、そのたったひとつのものを見つけることに喜びを感じるんですね。なぜなら、それこそが唯一の必要なものだからですよ。
ドナルド・トランプは読書をするために毎朝5時半に起きるそうです。朝刊と専門誌、それから本ですね。彼が読む物のほとんどはすでに知っていることか、特に興味のないものだと思いますよ。しかし、彼はそこから何かを探しているのです。彼が知らない何か、または利益をもたらすような考えを引き起こす新しい見解ですね。
私は、たくさんの裕福な企業家と知り合う幸運に恵まれました。彼らの中で新しい情報、アイディア、そしてひらめきを求めていない人物など一人も知りません。そして、彼らは本を読む時間がないと愚痴をこぼしますが、それでも次から次へと本を買い続けているのです。
最も裕福な人たちは情報を得て、それに投資し、自分のものにする価値を知っています。そして、新しく発見した事柄に限らず、あなたがすでに知っていたことでも、それが長年蓄積されたアイディアや後回しにしていたことを行動に移すきっかけとなるのならば、それには価値があるのです。
タブロイドの「ナショナル・インクァイアー」誌の広告スローガン、「探究心が知りたがっている」は、一流の企業家になりたいと思っている人のための素晴らしいモットーになりますね。
なぜなら、あなたは一流になるために知性を養い、つねに、定期的に、継続的に、そして熱狂的に探求し続けなければいけないと思い出させてくれるからです。
-ダン・ケネディ
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