From:北岡秀紀
コンサルティングに入って、初めの方に聞く質問があります。
それは…「過去うまくいっていた施策は?」です。
ある程度、業歴はある会社だとひとつやふたつ、そういう施策を持っています。
が、いつの間にかやめている。
で、それをやめた理由を聞くと「なんとなく」(笑)
要するに、成果が出なくなったからではなく飽きたからやらなくなっただけです。
だから、過去やっていた施策を復活するだけで数字が改善する、という例は少なくありません。
広告なんかはその典型。
うまくいっている広告のコピーを変えようとしてしまいます。
「そろそろお客さんも飽きてきているはず」と考えてしまいますが…
数字が落ちていないのであれば、お客さんではなくあなたが飽きている可能性が大。
反応が落ちていないのなら、変えるべきではないのです。
もちろん今後のために新たなコピーやオファーのテストは随時必要ではありますが。
新しいことに取り組んでエキサイトしたい気持ちはわかります。
本や講座で学んだことにどんどん取り組みたいですよね。
私自身も超飽き性、あれもやりたい、これもやりたいという病気がすごいです。
けど、その気持ちを満たすために利益を減らしていたら本末転倒です。
「商いとは飽きないことである」
よく言ったものです。
とはいえ、新しいことをやりたい気持ちを抑え続けるのは不可能、と私は思っています。
元来、新しいことをやりたいのが社長だから。
自分でビジネスをやろうと思う人に我慢しろというのは、ライオンに肉食うなって言っているのと同じ(?)だからです。
なので、新しいこと、やりたいことはやってもいい。
けれど、どれくらいの時間・お金を費やすのかを事前に決めておく。
自分の欲求不満を満たすための時間、予算をとっておくということ。
意図してハケ口をつくると意外と飽きていることもやれたりします。
-北岡秀紀
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