From:西埜巧祐
心斎橋のスタバより…
「西埜さん、コーヒーを飲まないでください」
これは、僕が通っている治療院の先生から言われた一言です。言われた時、「正気で?」と突っ込みたくなった。というのも、この4、5年間は朝一でスタバに行き、コーヒーを飲んでから、仕事をスタートするという日課を続けていました。個人的には、このスタイルが気に入っています。生産性も悪いとは思っていません。個人的に、1日の流れができるので、良い日課と思っていました。
が、治療院の先生からは「コーヒーを飲むな」との命令が・・・。なぜか?
治療院は2週間に一回程度。調整のために行っています。もともと、筋トレのしすぎで、体を壊したことがあります。その時に治療をしてもらい、治りました。そこから、治療院に通うようになりました。先生のおかげで治り、体調も良くなったので、信頼して通っています。
毎回、体を見てもらうのですが、、、毎回言われることがあります。
「西埜さん、肝臓硬いですね」
ということを毎回言われるのです。でも、おかしいわけです。肝臓といえば、アルコールの分解を助ける臓器です。でも、私は毎日飲むわけではありません。晩酌もしません。飲み会であれば飲むこともありますが、基本的に飲まない人です。
なのに、肝臓が毎回硬い・・・(良い状態ではない)。こう言われるのに、毎回違和感を感じていました。つい最近、食生活の話になり、毎日食べ物や日課が決まっていることを話しました。その時に、「毎日、朝はスタバでコーヒー飲んで仕事をしていますよ」と、伝えたのです。すると、、、
え、、、。
実は、治療院の先生の中にも、コーヒーを飲んで、肝臓が硬くなる方がいるとのこと。これが原因で、いつも肝臓が硬いんじゃないか。と指摘されたのです。だから、コーヒーを飲まないでください…という指摘を受けたわけです。
何か、自分の食生活や普段の中に、肝臓を硬くする要素があるんじゃないか?と疑ってはいました。でも、何が原因かわからずにいました。まさかのコーヒーという指摘を受け、驚いたわけです。これからはコーヒーをなるべく飲まず、違うものを飲もうと決めたわけです。
いつもは肝臓が硬かった時、施術で元に戻してもらっていました。でも、毎回硬いと言われる。対処療法ばかりでした。でも問題の根本原因は、全く別のところにあったわけです。それを治療することで、肝臓が硬いとか、言われなくなりました。
こういう話、ビジネスにもあると思いませんか?
「今月の売上がヤバい。割引キャンペーンをして、売上をあげないと…」
でも、このやり方をしていたら、来月も同じことを繰り返すことになります。対処療法は、根本の問題解決にならないのです。なぜ、その症状が起きているのか?その原因を突き詰めて、解決する必要があります。でも、この原因が、意外なところにあったりするわけです。
例えば、「リピート」
お客さんがリピートしない。サービスは良い。でも、リピート率が悪い。なぜだ?とりあえず、一度来た人に対して、割引オファーを出してみよう。。。というように、安易に割引をしてお客さんを集めている。でも、結局、来た人は再度リピートしない。対処療法なわけです。
じゃ、リピートをしない理由をじっくり考えてみると、、、実は意外なところにあったりするものです。例えば、スタッフが次回予約を取ることを徹底していないことが原因だった。とか。割引なんかしなくても、スタッフがきちんと次回予約を取ることをやっているだけで、リピート率が上がるなんて話もあります(割引したぶんは、損でしかなかったわけです)。
チラシの反応が悪い。チラシをよくみたら、「CTA」が不明確でわからない。良いと思っても、どうやって申し込めばいいか、わからない・・など。リピートしない。集客できない。広告の反応が悪い…これらの原因をじっくり考えてみると、実は意外なところにあったりするわけです。
何か、事業でよくない現象が起きている。売上が減少傾向とか、リピートがされていないとか、あるいは売上が思うように伸びない(天井を感じている)…何か、そういうよくない状況が続いているのなら、時間をとって分析をしてみるといいかもしれません。
なぜ、その現象が起こっているのか?例えば、「なぜ」を5回考えると、その問題の本当の原因がわかる…ということもあります。そういう「なぜ」を徹底して考えるのも良いかもしれません。
僕の場合は、肝臓が硬い症状が出ていた原因は、普段飲んでいるコーヒーでした。食事でも、運動不足でも、寝る時間でもなかったわけです。何気なく飲んでいるものに、原因がありました。問題の原因は、意外なところにあったりします。ちょっとしたことの改善が、思いがけなく良い結果を生むこともあります。
ぜひ、一度見直しをしてみてください。
あなたのビジネスの、問題の原因はどこにあるでしょうか?
ー西埜巧祐
PS
コーヒーは体に悪いわけではありません。あしからず。たまたま、僕の体質的なところと、毎日摂取する量が、適正量ではなかった…というだけの話です。あなたがコーヒーを飲んでいけない理由ではありません。この記事でお伝えしたかったのは、
「”症状”に対しての根本原因は、身近で気づかないところにあるかもしれない」
ということです。
PPS
それ以来、僕がスタバで飲むメニューは変わりました。
コーヒーから、”スペアミントグリーンティー”に。
そして今では、”ほうじ茶”になっています。
スペアミントグリーンティーは、横文字でカッコよく見えますが、なんてことはありません。ただの緑茶です。そして今では、販売中止になりました。そして、今はほうじ茶です。ただのほうじ茶です。
ほうじ茶を決まって頼むので、顔は覚えられます。そりゃそうです。コーヒーショップに行って、わざわざほうじ茶を頼むんですから。
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします