From:北岡秀紀
「スキマ時間をどうやって活用すればいいでしょうか?」
という質問をグループコンサルティングでいただきました。
それに対して、「そもそもなぜスキマ時間が出るのか?」と私は逆に質問をしました。
色々考えた結果、彼は客先にいく移動時間が多いということに改めて気付きました。
そこで「その移動時間を減らすには?」と改めて質問し直すと…
客先に行く時間をまとめる、お客さんに来てもらうという形に変更する、という答えが出ました。
結果、1日あたり1〜1.5時間ほど浮きました。
スキマ時間、移動時間にちょこちょこ本を読んだり、アプリでニュースを見たりするのもいいでしょう。
でも、まとまった1〜1.5時間があれば、もっと生産性は高い活動ができますよね?
もちろんスキマ時間をゼロにすることは絶対にできません。
でも、それを活用することを考える前に、もっと考えるべきことがあったという好例です。
また、別の場で「年商1億円にいくには?」という質問をもらいました。
「そもそも年商1億円に行きたい理由は?」ときくと、紆余曲折ありましたが結局自分の月収を200万円にしたいということがわかりました。
では、年商1億円と月収200万円どちらが重要かと聞くと…
彼は、後者と答えました。
年商1億円の売上にすること。
月収200万円にすること。
どちらがカンタンそうですか?
少なくとも彼の場合、コンサルタントですから働くほど収入が増えます。
月収200万円にする方がよほど簡単でした。
単価を少しあげて20万円にして、お客を毎月10人とればいいわけですから。
一方で年商1億円にするには…
いくら働いても身体はひとつ。寝ないで働いても年商1億円には到達できません。
そもそもビジネスモデルから作り変える必要があります。
そうなると、到達には時間がかかるはずです。
この2つに共通するキーワード。
それは「そもそも」。
本当の課題が見つからない。
やることが多すぎる。
一本倒せば全部の課題が解決するセンターピンを見つけたい。
そんなとき「そもそも」という言葉はホントに便利です。
この言葉を使うだけで、もっとも大切な答えが見つかります。
実際、私がコンサルティングの現場でもっとも使う言葉でもあります。
あなたのビジネスをしていれば何らかの問題を抱えているはず。
その問題も「そもそも」から考えてみてください。
一気に問題解決がカンタンになりるはずです。
– 北岡秀紀
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