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大成功したいなら、バカになれ?

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From:山田光彦

「Stay Hungry, Stay foolish」
By Steve Jobs
(「ハングリーであれ、バカであれ」 By スティーブ・ジョブス)

これは、スティーブ・ジョブスが有名なスピーチで言った言葉。

ジョブスは、この言葉と若い頃に出会ってから「ずっとこうありたいと願い続けてきた」という風に言っていたものです。有名な言葉なので、あなたも聞いたことがあるかもしれません。

僕はこの言葉を最初に聞いたとき思ったのは「ハングリーがいいのはわかるけど、バカってのはどういうことだろう?」「アントニオ猪木さんも『馬鹿になれ』って言ってたけど・・・」みたいな感じでした。

ですが、、、大成功しているビジネスを見てみると、成功する前には、バカと思われてもしょうがないことをやったことが功を奏して、大成功しているところが結構あるんだな、ということに気づいたんです。たとえば、、、

スターバックスー回転率

カフェや飲食業界の普通の考え方でいくと、お客さんの回転率が高ければ高いほど、売上・利益が高くなります。なので、普通なら、どうやったら、お客さんの回転率を上げられるか。要するに、どうやって、来てもらったお客さんに、すぐに出て行ってもらうか、みたいなことを考えるわけです。

ですが、スターバックスはまったく逆のことをやりました。

Wifiを提供したり、長く居たいと感じるお店の作りにして、お客さんが気持ち良く仕事ができるようにしたり。回転率が良くなるどころか、悪くなるようなことを実行していきました。結果、それが他との違いを生み出し、大成長をしていくことになりました。

Appleー個人用パソコン

200万台以上売れたAppleの最初の大ヒット商品『AppleⅡ』。世界で最初に大量に売れたパーソナルコンピューター(個人用パソコン)です。

今でこそ、1人1台パソコンを持っているのが当たり前ですが、確か、当時はコンピューターは、企業向けのものでした。

実際、AppleⅡ以前にも、色々とパーソナル・コンピューターは作られていたのですが、個人で使うには、値段が高すぎたことや専門的な技術がないと操作できないなどがネックになり、全然普及しなかったんです。しかも、高すぎる値段などがネックになっているというのも、AppleⅡが売れたから、わかったこと。売れるまでは、本当に売れるかどうかもわからない、という状況の中で、開発された商品でした。

売れるかどうかわからない。しかも、いろんな人が何度かチャレンジしてダメだったものを命がけで作っているわけですから、成功する前の状態を見たら、バカだと思われても不思議ではないでしょう。

Amazonー自社物流

これは、現在進行形の話ですが、Amazonは自社で物流網を作っていっています。最近、Amazonの配送からヤマト運輸が撤退するみたいな話もあったので、話題になっていますね。今の段階でも、翌日配送という普通なら、考えられないようなレベルのサービスを実現しています。普通の通販会社からすれば、自社で物流網を構築するなんて、ちょっと考えないですよね。正直、バカじゃないか、っていうレベルだと思いますが、、、これができてしまうと、他の通販会社と比べて、すごい競争優位を築いくことになるでしょう。

バカになるにもコツがある?

とはいえ、何でもかんでもバカになるというか、無茶をしてしまうと、おそらく破滅してしまいますよねw

だからこそ、こんなバカなことをやる人は、ほとんどいないわけです。ですが、そのバカなことをやりながら、お客さんに価値を提供できるビジネスを作り上げることができたとき、、、大成功という結果が生まれることがあるわけです。

そして、このバカなことをやるときに、おそらく最大のポイントになることは、あなたが本当にやりたいことは何か?会社でいうとミッションになってくると思います。

スターバックスは、サードプレイス(家、職場。その次の第三の場所)を提供するという目的を達成することを、回転率よりも優先した結果、同じ業界の人からするとバカだと思われることをやることになったんでしょう。また、AppleⅡはジョブスなどAppleの人たちの個人的な想いや信念が原動力でしょう。それに、 Amazonは、かなり長い間、赤字が続いていて累積赤字が1兆円を超えていた時期もありました。でも、社長のジェフ・ベゾスは方針転換をすることなく、投資を続けた結果、どんどん巨大な企業になっています。

なので、あなたがやっているビジネスが競争が激しかったり、ビジネスをもう1つ上のステージに上げたいと思うなら、一度、自分にこう聞いてみてください。

「自分が、バカになれるほど、やりことはなにか?」

お客さんはビジネスをやっている側のこういうバカな部分に、信念や情熱を感じるんだと思います。そして、その信念や情熱がお客さんの心を掴み、あなたのビジネスを長く支えてくれるファンにきっとなってくれるはずです。

ー山田光彦

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

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