From:北岡秀紀
以前、フードファイターの方と食事に行く機会がありました。
フードファイターって要するに大食いの人です。
世界中アチコチで大会があるらしく、トッププレイヤーは数千万円の年収があるそう。
そんなに年収があるといだけでも意外だったのですが、もうひとつ意外なことがありました。
それは…フードファイトの当日に朝食を食べること。
「今日はうまいタダメシが食えるぞー!」
という日はお腹を空かせるために朝食を抜いたりしますよね?
でも、このフードファイターの彼によると、朝食を抜くと胃が小さくなり、食べられる量が減る。
なので、消化が良くてかさばるものを朝に食べて胃を広げるのが、たくさん食べるコツなんだそうです。
直感と事実が違う。
こういうことってビジネスでも多くあります。
例えば、
「たくさんお客さんが来ているところが儲かってそうだけれど、実は、行列なんてなくてリピートだけでやっている会社の方が儲かっている」とか
「価格を上げたらお客が減ると思ったら、逆に増えた」とか
「デザインがキレイなページより、素人っぽいページが売れる」とか
「会社を乗り回しタワーマンションに住む彼より、田舎のトラクターに乗っているみかん農家の方が年収を高い」とか
「華麗な人脈を自慢しまくる彼の会社の売上が数千万円程度」とか
例を挙げればキリがありません。
直感はあくまでも直感。
それを大切にしないといけない時もありますが、間違えることも多数。
そして、間違った直感で意思決定をしたら、そりゃ間違った結果になります。
たくさん食べたい → お腹を空かせればいい → 食べない
通常、ココに疑問すら感じないのが普通です。
直感で判断していることは、直感で判断していることにすら気づかないのです。
でも、たくさん食べることに注意を向け続けているフードファイターは気づくわけです。
つまり、注意を向ければ気づけるということ。
ちなみに、年収1000万円以上を稼ぐ給与所得者は4%を切ります。
2500万円に至っては0.2%程度。
また、黒字の会社の割合は30%程度。
つまり、お金、会社経営について、うまくいっている人は少数派だということ。
あなたがこの少数派にいなければ、お金、会社経営についての直感は間違っていると考えた方がいい、ということです。
あなたがいつの間にか間違えて持っている直感はなんでしょうか?
ぜひ考えてみてください。
-北岡秀紀
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