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やる気と天気の共通点

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From:北岡秀紀

「やる気が出ないんです」
「モチベーションがあがらないです」
と悩んでいる社長さんは割と多いです。

起業当初頑張ってとりあえず食えるようになった人、もしくは、さらに儲かってかなりの収入になった人に多い悩みです。
ひと段落ついたところで起こる社長あるある、というところでしょうか。

この話をお聞きすると「天気が雨だ…って悩みますか?」と決まって質問します。
そうすると「いや、悩まないですよ。」と答えが返ってきます。

北岡「それはなんでだと思います?」
社長「天気なんて自分でなんともできないじゃないですか!」

そう、人は自分の意思では変えることには思い悩まないのです。
(まァ、台風やら雪やらで電車が止まってキレているバカもいますが、それは例外です。)

問題に対応するだけ

ここまで分かれば、冒頭の悩みもおかしいということがわかります。

「やる気」とか「モチベーション」というのは、天気と同じで自分の意思で変えられるものではないからです。
自分の意思であげられるものなら、そもそも悩まないですよね。
「あぁ、下がってきた…じゃ、あげていくか!!」で終わりです。

でも、それは不可能。
やる気、モチベーションは自分の心なので、自分の意思でなんとかなりそうと勘違いしがち。
でも、冷静に考えれば変えようがありません。

だから、これらによって引き起こされる問題に対応するようにするだけです。

天気が悪い場合。
雨に濡れる。もしくは、交通機関が遅れる。
これが引き起こされる問題です。

それらの問題に対して、レインシューズを履くなり、傘を持つなりします。
そして、交通機関が遅れても大丈夫なように早く出たりします。

やる気、モチベーションが下がっている場合も全く同じ。
やるべきことがやれない、パフォーマンスが下がる、というのが引き起こされる問題です。

なら、締め切りを設けたり、周囲に宣言するなどして、無理矢理にでもやらざるを得ない構造を作れば、やる気がなかろうが、モチベーションが低かろうが問題は発生しません。
ある程度のパフォーマンスの低下は仕方がありませんが。。

できないものはできない

長期的に見た場合、自分や会社のミッションを明確にしたり、他の人のために働くことで、やる気、モチベーションはアップします。
でも、そのミッションや誰のために働くかを明確にするまでの期間は短くても半年。
長ければ2,3年かかります。

その期間ずっと思い悩むのではなく、変えられないと理解し諦めたほうが精神的に楽、ですよね?
そして、その状態のほうが、不思議と次のステージへもあがりやすくなります。

これに限らずできないことで悩んでいることって多いはず。
できないことと、できることを明確に分けるだけで、かなり楽になります。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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