From:北岡秀紀
あるダイエットコーチがクライアントにやってもらう一番はじめの行動は、「小さな食器を買うこと」だそう。
結局、太る人というのは運動をしていないから…ではなく、食べ過ぎだから。
ダイエットのために運動する人というのは多いですが、運動で消費できるカロリーなんて大したことありません。
お茶碗一杯分のカロリーを消費するにはジョギング30分程度の運動が必要だそうです。
なら、食べる量を減らす方が痩せやすい、というわけです。
(もちろん付随する健康効果や基礎代謝を増やして太りにくい身体を作るなどに運動は必要ですが。)
食器を小さくすることで、物理的に食べるものが入る量を少なくなります。
しかも、同じ量を入れても小さい器の方がたくさん入っているように見えるので、視覚的に満足しやすい、とのこと。
例えば、売上アップしたい、というときに多くの人は集客をすることを考えます。
もちろん持続的な成長のために集客は重要です。
でも、まず売上をあげるなら、既存のお客さんに向けてリピートしてもらうほうが楽です。
それはリピートの獲得コストは新規客の獲得コストの5分の1〜10分の1ということを知れば、それが合理的であることは簡単に理解できます。
さらに、リピートしてもらえるようになってから新規客を獲得した方が儲かりますし。
そして、それを無理なく実行するには、例えば
・お礼のハガキを作っておいてあとは宛名を入れればいいようにしておく
・一定期間購入しなかったら再購入を促すメールを送る
というように購入してくれたお客さん対するフォローアップを標準化して誰もができるようにしておくことが考えられます。
あなたが達成したい目標、解決したい問題は、今、あなたが取り組んでいる方法で大丈夫なのでしょうか?
実はもっと簡単な方法があるかもしれません。
そのためには数字を根拠に合理的に考えることが必要です。
そして、合理的に考えた結論を実行に移すために、なるべく実行のハードルを下げます。
合理的に考えるというところまでは割とできる人が多いです。
が、その実行のハードルを下げるところまで考える人は意外と少ないもの。
社長ひとりの場合は、気合いでなんとかなったかもしれません。
しかし、スタッフはそうはいきません。
合理的にはコチラが正しいと言っても、なかなか行動してくれません。
合理性で行動してくれるなら、マネジメントに苦労することなんてないわけですから。
ですから、いかに実行へのハードルを下げるのか。
ぜひ考えてみてください。
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします