From:北岡秀紀
人と仕事をして多くの社長が感じるストレスが、今までと同じスピードで物事が進まないこと。
一人二人でやっているときは、あなたが「やるぞ!」と言えば、物事はどんどん進んでいきました。
でも、人が絡むほど前に進まない。
あなた一人でやっていたことを、複数人に分けるわけだから本来はもっと早く進んでしかるべきなのに…
それはなぜか??
スタッフをはじめパートナーや取引先など利害関係者が増えるほど、
「失敗したら評価が下がるのでは?」
「行動するには情報が足りない」
「どんなリスクがあるのだろう」
など、それぞれの思惑が交錯し、そもそも取りかかれないということが原因です。
そんなとき、これを打開する魔法の言葉があります。
それは・・・
「テスト」です。
これを一言言えば、とりあえず取り掛かる恐怖を払拭することができます。
例えば、ジョイントベンチャーで相手から渋られたとき。
「正直言って、成功するかどうかわかりません。まずはテストしてみましょう。」
この一言を言えば、途端に前に進みます。
スタッフからできない理由を並べ立てられ、反対されたとき。
「様々なリスクはあると思います。なので、一度テストしてみましょう。」
「テスト」と言われた瞬間、やる側は気が楽になります。
でも、やることは本番と全く同じです。
テストという名目であれ、とりあえず前に進めばこちらのもの。
それなりに成果が出さえすれば、向こうも本気になってくれます。
なし崩しでどんどん実行していけばいいのです。
(もちろん結果が悪ければ撤退や改善もお忘れなく)
また、この「テスト」という言葉はあなたが先延ばしし続けているものにも使えます。
なぜなら先延ばしの多くは、うまくいくかいかないかわからない。
だから、もうちょっと情報を集めて可能性を見極めてから…となっていることが大半だからです。
うまくいくかどうか、どんなリスクがあるか情報を集めるために「テスト」してみる。
そう思うだけで前に進みます。
まぁ、便利な言葉です。
ぜひ使ってみてください。
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