From:北岡秀紀
日本人は働きすぎ。もっと休むべき。
そんな風潮がありますよね?
自分でビジネスをやっている人間からすれば「いや、仕事してたい。休みたい奴は休むんだから外野がグチグチ言うなよ」って感じませんか?
実は、私はそう感じていました。
休んだ方が生産性があがるというデータを見せつけられても、見てみないフリをしていました。まぁ、二十代や起業したては生産性とか関係なくブルドーザー的に働く必要があるわけで、休むなんて考えられなかったというのもありましたが。
しかし、尊敬する方から「長期休暇の効用」を聞いた時から、2週間以上「まったく仕事に触れない」休みをとるようになりました。
その長期休暇の効用とは…仕事のブラックボックスがなくなる、ということ。
この方の会社では社長だけでなくスタッフまで全員1ヶ月(!)の休暇が義務付けられています。
1ヶ月休むとなると仕組みにして回るようにしたり、休みの期間に同僚に仕事を依頼することが必要になります。
結果、あるスタッフだけにしかできない属人的な仕事がなくなります。
よく自分の存在感を示そうと必死に自分にしかやれない仕事を作ろうとするバカいますよね。
(そして、こういうバカに限って、突然、会社に来なくなったりします。)
それを防ぐことができます。
しかも、休暇中の仕事を依頼された同僚はその仕事を客観的に見ることができます。
結果、元のスタッフのもとに仕事が返ってくるころには、効率が悪い部分が改善されて返ってきます。
もちろん社長であるあなたの仕事も同様。
1ヶ月も一切連絡を取れないとなると、誰かに任せざるをえません。
自分にしかできない仕事って思い込んでいたことが、ほとんど違うということにプライドがズタボロになるはずです。
でも、それでいいんです。
「仕組みを作りたい」
あなたはいつもそう思っているわけですから。
荒療治に見えますが、結局、これが一番早いです。
…とエラそうに言いながら、私もまだ2週間の休みしかとったことがありません。
それでも自分にしか本当にできない仕事が研ぎ澄まされてくるのがわかります。
なので、来年は1ヶ月、思いっきり休んでやろうとたくらんでいます。
それが結局は会社のためですから。
あなたも、そして、あなたの会社のスタッフもぜひ長期休暇をとるようにしてください。
まずは1週間、2週間からでいいですから。
追伸
長期休暇から戻ってくると、どエライ量のメールが溜まっています。
これはどうするのか?
答えは簡単。
全削除。
本当に重要なメールならもう一度送ってきますから。
この全削除のテクニック(?)はメールの処理に面倒になったときにも使えるテクニックです。
ぜひお試しあれ。
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