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業界の未来を見通すには?

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

銀座のスタバより、、、

昨日、不思議な事実に気がついた。それは、レスポンスのチームメンバーの一人と昼食を一緒に食べている時の話、、ふとした事からこんな会話になった・・・

『そういえば最近、情報起業家とかずいぶん減った気がするんだけど』

『そうですね。ほとんどいなくなりましたね。』

彼は元々、情報起業家。僕も何年か前までは、そう思われていた。

『やっぱりそうなんや。』

『参入障壁がどんどん高くなってきてますし、、、やり始めたとしても、PPCやらコピーライティングやら高度な技術が必要となってくるので・・・』

『だよね。』

『昔みたいな、一人で自宅でパジャマで1億儲ける、なんてのは、もうないんじゃないですか。。。』

『だよね。3年くらい前は、簡単だったもんね。ちょっとしたものをEbookにして、まぐまぐでメルマガ発行して、、、無料レポートスタンド使って、、、セミナーとかで仲良くなった人に紹介してもらえれば、それなりに稼げたもんね』

『ですねぇー』

3年くらい前は、いわゆる”情報起業ブーム”みたいなのがあって、やれば誰でも儲かるくらいの勢いがあった。メルマガ広告を10万円で出したら、100万円200万円の売上が立ったり、、(ほとんど利益)すぐに読者が集まったり、、新商品を出せばアフィリエイターがガンガン紹介してくれて売れたり、、、

古き良き黄金時代そんな時代があった・・・

でも、今はそんな時代は終わった。10万円の広告を出しても、10万円の売上さえ立てるのも難しい。今はそんな時代。そして、今は、個人で片手間で、、、なんて人はほとんどいなくなって、会社できっちりとやっている所が残っているような状態。

でも、この話ってどっかで聞いたことない?

あなたがそう思うなら、あなたは今までいろんな業界の変遷を見てきたんだろう。このような流れは、何も”情報起業”というちっぽけな業界に限った話ではなく、全ての産業で起きている事だ。

そして、これからも起き続ける事…

どんな産業もたいていこんなフェーズで発展していく。

  1. フェーズ1)その産業でビジネスを始める人が何人(何社)か現れる。
  2. フェーズ2)それらが、巨額の利益をあげて、『◯◯は簡単に儲かる』というイメージがつく
  3. フェーズ3)簡単に儲かるもんだから、たくさんの人、会社が参入して、みんな、それなりに儲かる黄金時代を迎える。
  4. フェーズ4)狂ったような成長、黄金時代に陰りが見え始める。
  5. フェーズ5)競争が激しくなり、次々と撤退する会社が増える
  6. フェーズ6)何社かのメジャーな所以外は、ほとんど撤退する。

ちょっと思い出して欲しい。あなたはITバブルを覚えているだろうか?渋谷のビットバレーだとか、次々と、何をやってるか分からないIT企業が上場してたのを覚えているだろうか?だったら、このフェーズと全く同じ事を繰り返している事に気づくはずだ。

しばらくするとITバブルがハジけて、メジャーな会社以外は残っていない。

あるいは、あなたは自動車産業といえばどんな会社を思い浮かべるだろうか?トヨタ、ホンダ、GM、フォード、マツダ、etcとまあ、10社くらいしか出てこないだろう。そりゃあ自動車会社なんて、設備投資がとんでもないからそんなにたくさんの会社があるわけないって?

実はフォードが大量生産モデルのT型フォードを出す前は、自動車会社は、500社以上あった。ところが今でも残っているのは、アメリカではたった3社。

銀行は?5年、10年前までは、いろんな銀行があったの覚えているよね?それでも今じゃメガバンクが数社つで、他はなくなった。or地銀で別の道を歩んでいる。(天下の大銀行様でさえこの状況だ)コンビニだって、昔はいろいろあったけど、今じゃ、セブンイレブン、ローソン、ファミマくらいか?

どんな業界でもこれは起きてきた。そして、これからも起き続ける・・・

あなたがどんな業界にいようと、この大きな流れからは逃れる事はできない。特にWEB系のビジネスだったら、この流れがとても早い。自動車で50年かけて起きた事は、ITバブルでは5年で起きる。

この話の教訓:

多分あなたは儲かる話を一度や二度は聞いたことがあるだろう。もし、簡単に儲かりそうな話があって、あなたがそれに参入する時は、今日、話したビジネスのフェーズの話を思い出して欲しい。そして、簡単に儲かるなら、、、片手間でやらずに、最初から全力でやって、まだ本気を出していない競合他社を一気に出し抜こう。

そうすれば、業界トップの会社を作って利益を享受することができる。あなたの業界は今どんな状態だろうか?どうすれば、そこで頭一つ抜き出る事ができるだろうか?

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小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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