From:北岡秀紀
花粉症の方にとって、イヤな季節がやってきましたね。私も花粉症がすごくて毎年「来年の春こそは沖縄で仕事する」と毎年誓うのですが実行することなく早5年が経ちます(笑)
この時期になると「これが花粉症にいい!」みたいな特集がアチコチで見られますね。
で、ここで気になるのは、その特集を発信しているのは誰なのか?ということです。結論から言えば、「専門家」達が発信しています。(アフィリエイト目的のデタラメな記事は除きます。)
専門家の記事だからその内容は一見正しいように感じます。でも、その割には言っていることがそれぞれ違うわけです。じゃ、何が正しいの!?ってなりますよね?
そこで、改めて各専門家のバックグラウンドを見てみると…耳鼻科の専門家、大腸の専門家、食べ物の専門家etc。そして、当たり前のことですが、それぞれの特集で語られる花粉症対策はそれぞれの専門分野の立場から語られたものです。
耳鼻科の専門家であれば、どの薬を飲めばいいか?ですし、大腸の専門家であれば食物繊維と乳酸菌の話。食べ物の専門家は体温の上がる食べ物とは?という話をします。
で、それぞれの専門家の話には治った患者さんの話がバンバン出てくるわけですが…
じゃ、あなたがそれをやって花粉症が治るのか?かなり微妙です。実際、私はいろいろ試していますが、全く治りませんでした。
つまり、それらはたまたま、その患者さんの体質に合っていたに過ぎません。万人に効く治療法はない、ということです。
これって売上アップも同じ、ですよね?
あなたが売上アップをしたいと考えたとき、専門家の本を読んだり、セミナーに行ったり、場合によってはコンサルを受けたりしていると思います。
それ自体は素晴らしいことですが、残念ながら大半の専門家は自分の専門の中でしか処方箋を出せません。
コピーライターに相談したら「コピーを直せ」と言います。オンラインの専門家に相談したら「とりあえずPPC広告」「今はインバウンドマーケティングでしょ」と。スマホコンサルなら「時代はスマホですっ!」。ダイレクトメール、チラシetc、専門家は自分の専門の中から処方箋を出そうとします。
これって体質次第で違うはずの花粉症の治療法をコレしかない、と決めつけているのと同じです。花粉症ならおかしいとわかるのに、なぜかビジネスになると「この方法でうまくいく」と勘違いするわけです。
で、実際に専門家の言う通りやってみるけれどうまくいかない。そんな時、多くの人は「正しく実行できていないからだ」と勘違いします。専門家の先生も「正しくやりましょう」と言います。
だから、何度かチャレンジをしてみます。
でも、うまくいきません。
そりゃそうです。
そもそも体質に合っていないわけですから。
それをどれだけ正しくやろうが成果は出ません。
つまり、あなたに必要なのは、自分の専門しか知らない専門バカではなく、あらゆる処方箋の中からどれがピッタリと合っているかをアドバイスしてくれる専門家ですよ、というのが結論なんですが…
では、どうやればそんな専門家を選べるのか?正直言って簡単な答えはありません。
何人かと付き合ってみて、良い人を選び抜くしかありません。
ただ、そんな風に言うと元も子もないので、ひとつだけわかりやすい基準をお話ししましょう。
それは、「なんたらメソッドでうまくいく」と言っている専門家。これは選んではいけません。なぜなら一種類の処方箋で万病が治るって言っているわけですから。
この基準でみれば、かなり絞れてくるはずです。
北岡秀紀
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