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歯磨きのベストタイミングとビジネスの関係

2016.3.4 | ,
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From:北岡秀紀

歯を磨くのは食後すぐではなく20分〜30分後がベストという話をご存知ですか?

食後は口の中の酸度が上がって歯が溶ける。で、20分〜30分後くらいに再石灰化して元に戻る。だから、食後に磨くと歯に傷がいきやすい、という理屈です。(かなり乱暴に簡略化しています。)

この説には賛否両論あって、面白いので歯科医の方とお会いするたびに「これってどうなんですかね?」と聞くのですが…ほぼ全員が揃って同じ答えを言います。

それは…

この説が100%正しいとしても食後すぐに磨くことを推奨する

ということ。

確かに食後20分〜30分で磨くのがベストかもしれない。でも、食事をして「さて20分経ったしそろそろ磨くか」なんて余裕のある人はほとんどいません。

通常は、歯磨きそのものを忘れてしまう。ならば、多少、歯に傷がいこうが歯磨きをして口の中を清潔に保つ習慣をつけたほうがいい、という結論です。

あなたはこの病気にかかっていない?

これ、ビジネスでも全く同じです。

例えば、これからブログを始めるという人がなかなかスタートできない理由。

いま、プロフィール写真の撮影日を決めているところ…
いま、ワードプレスのデザイナーを探しているところ…
いま、獲得したメアドに送るステップメールを作っているところ…

おかげで肝心のブログがまだ開始できていない(苦笑

例えば、起業したいんだけれど

いま、名刺を作っています…
いま、ブログをつくっています…
いま、いま、いま…

名刺なんてテンプレート通りのものであれば15分でプリントしてくれるところもあるし、ブログなんてなくても売れます。とりあえず売れよ、と。

ノウハウを学んだら、学んだ通り100%やるのがベストです。でも、100%やるために準備にやたらと時間がかかるくらいなら、とりあえず結果に一番近いことをまずやるべきです。

特にビジネスの場合、自分だけでなく他の人も関わるのでより時間がかかりがちです。結果、たかだかDMを出すのに、やり始めるまで3ヶ月かかるなんて人もいました。

しかし、そもそも準備にいくら時間をかけようが結果にはなりません。実際にやるまえにベストと思える状態にしても、実際に行動してみたら「ここをこう変えたほうがいい」という改善点が見つかるもの。だから、不完全でもいいからとりあえずやる、というのが正解です。

この「ベストの状態を整える病」は特にはじめてのことの取り組むときに起こります。でも、いつだって成果を出す人はベストの人ではなく、ベターでいいからとりあえずやる人です。そもそも歯磨きと違ってビジネスにベストなんてあるのかどうか…

北岡秀紀

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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