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iPhone4は__じゃない

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

京都のスタバより、、、

違う。今日のレスポンスはあなたが思っているような話ではない。今日のタイトル[iPhone4]を見て、あなたはきっと、『またか?』と思ったんじゃないだろうか・・・

また、小川がiPhone4を買って、それを寺本に自慢した話とか。違う、違うそんな話じゃない。寺本に自慢したがが、、、バグが発覚して、、、ムカついたので、報復人事で、寺本を吊るし上げるとか、、、そういうダイレクト出版にありがちな光景ではない・・・

真面目な話、iPhone4を僕は買ってない。今日はあなたの商品に関する話をしようと思っている。iPhone4から何を学べるのか? ところで、僕がまだiPhone4を持っていないからといって、そのスキを見て、先にiPhone4を寺本が買おうもんなら、、、必殺『おっとゴメン、コーヒーこぼれちゃった』をお見舞いして、一発で新品のiPhone4をぶっ壊す予定である。(その必殺技の動画、見たい?)

アップル信者歴2年ほどにもなると、アップルの発売する新商品が気になって仕方ない。。。。と言うか世間的にも、今、アップル社の時価総額はマイクロソフトを抜いて1位になった。ウィンドウズ諸君には残念ながら、これからはマックの時代である。フッフッフ。

バグ、バグ、バグ

アップルの製品は、デザインも美しく、性能も高い。パフォーマンスも極めて安定している。ウィンドウズからMacに変えた人はその安定したパフォーマンスに必ずビックリする。

しかし、今回のiPhone4はバグがたくさん見つかったようだ。

ところがこのバグは我々にとってかなりのいい教訓になるはずだ。だから、今から話す話は覚えておこう。きっとあなたの役に立つ・・・

スピード

この事から我々が学べる最も重要な事。それは、商品リリースのスピードだ。成功する起業家と、成功しない起業家、あるいは、いつまでたっても事業を開始できない起業家予備軍の違いはここにある。

スピードに対する執着だ。

スピードが遅い人は、たいていの場合、商品を実際にリリースする前に、やたらと時間をかける。そして、完璧な商品を作ろうとする。あらゆる機能をそなえて、誰にでもウケるような商品。そんなもんを作ろうとして、改善を繰り返す。

しかし、残念ながら完璧な商品などはない。

最悪のシナリオ

クオリティを上げるために、改善をくりかえす事、それ自体はすばらしい事だ。しかし、それによって、市場に投入できるタイミングが大幅にズレるんであれば、、、それは最悪の事だ。(競合が似たような商品を先に発売したら、もっと最悪だ)

商品のクオリティが高い、高くないと言うのを判断するのは誰だろう?社長である自分?ブッブー不正解。もちろん、それはお客だ。実際にその商品を使ったユーザーにしか、クオリティが高い低いは分からない。

どんなに多機能だったとしても、操作が難しくて使えなかったら、それはクオリティが低いと言う事になる。つまり、その時の改善は、使わない機能を捨てる事であって、新しい機能を追加する事ではない。

ほとんどの場合、ビジネスの成功いかんは、商品そのものではなく、お客にかかっている。だとすれば、素早くお客の反応を知って、相手が望んでいるような理想の商品を作って、それを提供してあげるのが、成功への一番の近道だ。

ただの自己満

そうじゃなく、自分の小さな考えだけで、改善、改善を繰り返しても、それは自己満にしかならない。

そう。考えてみよう。あのアップルだってバグを出すんだ。最初から完璧な商品なんて発売できっこない。グーグルが出す、無料のソフトウェアだって完璧ではない。

市場に出してから、アップグレード、アップグレードを繰り返して、だんだんとお客が求めているものに近づけて行く。

考えてみよう。もし、最初から完璧な商品を発売しているなら、バージョン4.0なんてモデルがある事、自体がおかしくないか?バージョンが上がるのは、以前のバージョンが何かが足りなかったからだろう。

完璧な商品を作ろうなんて考えちゃいけない。 
それは、失敗への最短距離だ。起業家にとって大切な事。それは、不完全であっても、それを市場に出す事。そして、お客からのフィードバックを素早く受ける事。これに尽きる。

もう一つエピソードを紹介しよう。ウチの社内でも同じような事が先日あった。ある社員が新プロジェクトをやりたいと言うので、任せてみた。しかし、商品を改善、改善ばかりしていていつまでたってもリリースする気配がない。そして、3ヶ月が経った。

ある日、経営会議で「もっと事業を集中して、儲からない事業は止めよう」と言う話になった。・・・結果、彼のプロジェクトは一銭の利益も生んでないので、もちろん中止になった。

商品を良くしよう、良くしよう。と言う気持ちは大切だ。しかし、それは、ユーザーありきの話で、ユーザーがそこにいなければ、、、何の意味もない。

待っててはいけない。完璧を期待してはいけない。不完全でも、世の中に出していこう。それが、第一歩だ。

PS:売れる商品が欲しい?じゃあ、このウェブセミナーの第4週を見てみよう。
http://www.theresponse.jp/gold/IM.php

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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