From:寺本隆裕
なぜ、寝ているときに夢を見るのか?
ようやく「いじられネタ」から解放されたので、今日はちょっとマジメ(?)な記事をお届けする事ができます。。。
From:寺本隆裕
あなたが昨日見た夢はどんな夢でしたか?
確か百人一首だったと思うのですが、好きな人が自分の夢に出てこないのは、相手が自分のことを思ってくれてないからだ、といったような歌がありました(知ってる人教えてください)。
でも実際はもちろん、相手が自分の夢に入ってくるのではありません。
夢は脳が記憶を寝てる間に整理しようと働いていて、その一部が映像として現れてくる、というもの。だから夢にその人が出てくる出てこないは、相手の責任でも相手がコントロールできるものではありません。
ちなみにあなたは、夢をよく見る方ですか?あまり見ないですか?
僕はよく夢を見ます。そしてその夢のレベルの低さはずっと子供の頃から変わっていません。
例えば、自分は自由に空を飛べる能力を持っていて、その能力を使って悪の化身みたいなのと戦うという、いわゆる戦隊もののような幼稚なものです。多分だいぶ小さい頃に憧れた戦隊もののヒーローになっているのです。
または、突然学生時代に戻っていて、あと数分で超大事な試験が始まるのに、自分だけ全く勉強していなくて焦っていたりします。これは恐らく、試験問題も答えも事前に教えてもらっている「楽勝」の英語のテストの当日、寝坊して自分だけその単位を落とした実体験のショックを引きずっているのだと思います。
最近だと阿部サダヲ。阿部サダヲに似てるね、ってレスポンスのコメントに書かれた日に、夢に阿部サダヲが出てきました。そして僕が彼に馴れ馴れしく「自分、オレに似てるなー」って声をかけているのです。
もちろん、その日の日中にあったことをそのまま夢で見る事もありますが、ありえないような夢や、ただ想像した事に関する夢を見る事もよくあります。
あなたも、寝る前に考えていたことが夢に出てきた経験、ありますよね?
あれ、ちょっと待ってください。
おかしくないですか?
「夢」は脳が記憶したことを整理するときに見るもの、だったハズ。
なのに、なぜ考えただけの事や想像しただけの事が、夢として出てくるのでしょうか?
危険なメカニズム
それは、脳の仕組み。潜在意識の仕組みにあります。
潜在意識は、実際に起こっている事(=事実)、と、ただ考えたり想像しただけの事を区別する事ができないのです。つまり、もしあなたが幸せな出来事を想像したとしたら、脳はそれを実際に体験したのだと勘違いします。そして実際に体験したのと同じように記憶に(潜在意識に)刻み込みます。
(ちなみに、潜在意識には世界中の図書館にある書物全ての情報量よりも多くの情報を記憶する事ができるそうです。そして一度覚えたものはずっと忘れません。フォトリーディングが有効なのはこれが理屈ですね。)
逆に、マイナスの事、不幸な事や不安な事。を想像したら。。。あるいはそういう文字情報やそういう人の会話に触れただけでも、、、潜在意識はそれを現実のものと区別する事ができずに、あなたの実体験として一生記憶するのです。
それが、事実だろうが、ただ単に想像しただけのことだろうが関係なく、、、です。それを寝ている間に脳が整理するために、想像上のことに関する夢を見るわけですね。
想像=事実
自己啓発のノウハウやスポーツの世界では、想像(イマジネーション)の力(イメトレとか)をうまく使って自分をコントロールしています(実際、イメトレをするだけで、実際にトレーニングしたような効果があるという科学的な根拠もあります)。
例えば、、、
「ここに採れたてのとても新鮮な黄色い、鮮やかなレモンがあります。
冷たい水で奇麗に磨いたレモンには、まだしずくがついています。
あなたはそれを白いまな板の上において、
よく切れるナイフで切り込みを入れる。
するとその切り口から、ミズミズしいレモンの果汁がプシュッと飛ぶ。
あなたはその2つに切ったレモンの一つを手に取り、前歯でかじる・・・」
はい、つばが出た人!
これが、ただ読んだだけの事(想像しただけの事)が実際に体の動きに影響を与えているというデモンストレーションです。
このイマジネーションのパワーを上手く使えれば、かなり強力な味方になりますが、下手に使ってしまうと大変です。なぜなら、実際に起きてもないような悪い事を、ただ想像するだけで実際に体験してしまうことになるからです。。。。
今日は7月2日。
2010年は半分終わりました。
年初に立てた目標は、どれくらい達成できましたか?少なくとも半分は達成できていますか?
ぜひ、僕たち(ザ・レスポンスのライターと、読者であるあなた)は、愚痴や、雑音、他人のせいにしたりねたんだり、、、といったマイナスの部分を「体験」するのではなく、前向きに積極的に、自分のコントロールできる事のみに全力投球して、目標達成に向けて楽しんでいきましょう!
fasdf
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