From:寺本隆裕
太陽に紙をかざしても火はつかない。
が、光を虫眼鏡で一点に集めれば、それができる。
それが「フォーカス」の力です。
フォーカスすることでエネルギーが集まり、
フォーカスしなかったときにはできなかったような
大きな事をなすことができる、というわけです。
幾つかのことを少しずつ進めても何もできませんが、
少しのことを集中してやると凄いことができるのです。
あなたも、
そのパワーについては知っている、聞いたことある、
とは思うんですが、、、
本当に意識、できてるでしょうか???
マーケティングで特に大事なのは、
「うまくいった施策に集中して、最大限に伸ばすこと」。
だからこれを、
・どうすればもっとロールアウトできるか
(媒体を広げるなどして、より多くの人に見せたり、アクセスを流したりすること)
・どうすればもっと改善できるか
について、徹底的に、徹底的に、やる、
というのがフォーカスしている状態ということです。
マーケティングの施策なんてほとんどが外れるもんです。
一生懸命考えて頑張って作っても、1勝9敗。打率1割。
あるいは1勝4敗4引き分け、みたいな感じでしょう(引き分けは、まぁまぁ、って意味)。
それでもいい方かもしれない。
本当はもっと負けてるかも。
でも、ビジネスが1勝9敗でも勝てるのはなぜかというと、
その負けやら引き分けやらはすぐに損切りして、
1勝の方を徹底的に伸ばし続けるという「前提」があるからです。
でも、今、勝ちを徹底的に伸ばせていますか?
バカの一つ覚えみたいに、、、できてるでしょうか???
同じことば~~~っかり、できてるでしょうか???
せっかく勝つ方法見つけたのに、また負けに行ってませんか?
(「新しい」アイディアを発明しようとしていない?)
マーケティングではうまくいかないことのほうが圧倒的に多いわけです。(1勝9敗)
それに、うまくいったものも、時間が経てばすぐにうまくいかなくなります。
だから、うまくいったものに素早く全力で乗っかる。
だから、バカの一つ覚えみたいに、それをガンガンやる。
出来る限り素早くやる。
これが正しいやり方なのです。
「どうすれば、今うまく行っている施策に、素早く全力で乗っかれるか?」
そういう観点でアイディアを絞りだすのです。
全く新しいアイディアを考えるのではなく、乗っかるアイディアを考えるのです。
(しかも、実は、人間は制約がある方がいいアイディアが出るというのが証明されています)
今、効果の出ていることにフォーカスしましょう。
そして素早く実行しましょう。
ドラッカーはこんなことを言っています。
「優秀なマネージャーは、
優先順位1位に集中し、2位以下を無視する。」
今うまく行っている施策に乗っかるアイディアは、
小さいアイディアでも構いません。
なぜなら
一点集中することで、、、
フォーカスすることで、、、
ただの日光も、紙を燃やすほどの力になるのだから…
寺本隆裕
PS
今週の課題図書「フォーカス」。
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名著です。
PPS
ドラッカーの集中講座はこちら。
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