From:リッチ・シェフレン
これを読んでいるあなたなら、先延ばしについてはよく知っていることでしょう。
私にはあなたが今コンピューターの前に座ってこの記事を読んでいるの姿が目に浮かびます。仕上げなくてはいけない仕事があるのに、つい他のことに手を出して、本来の5倍も時間をかけている自分に気づいているはずです。よくわかりますよ。私だってずっと先延ばしばかりしてきましたから。
そんな私でも、3つも百万ドル規模のビジネスを立ち上げてきました。また、数百人の起業家をコーチングし、何社もの大企業のコンサルティングをし、数えきれないほど多くのプロジェクトを手掛けてきました。
どうやって、私にそんなことができたのでしょうか? 答えは簡単です。数年前から私は、このつい先延ばしにしてしまう傾向にも関わらず、やるべき仕事を片付ける方法をいろいろと見つけてきたからです。
私は、先延ばしをしないようにするには、あるいは、先延ばしに対抗するにはどうしたらいいかを考えだしました。だから先延ばしする傾向があるにもかかわらず成功できたのです。ではそれをこれから説明しましょう。
私がこのように成功している理由の1つは、私だったら普通は先延ばしにすることを、先延ばしにしないことを得意とする才能溢れる人たちを雇ったからです。
例えば、社長のトム・ビールは、ビジネスの運営面を管理するエキスパートです。トムは元海兵隊員なので、人生の様々な分野において極めて自制の効いた人です。私なら先延ばしにするような、日々の運営における様々な仕事を処理してくれています。
アフィリエイト・マネージャーのリンダは、アフィリエイトのネットワーキングとアフィリエイト関連の全ての取り決めの設定を担当しています。言い換えれば、リンダの仕事は、私なら普通は後回しにするようなビジネスの分野を担当してくれています。
また、複数のライターもいて、プロモーションを担当したり、メルマガをだしたり、私の代わりにレポートを書いたり、特別プロジェクトに携わったりしています。さらに、滞っている私の仕事を終わらせることを専門にするライターもいるくらいです。
こうして私は、自分が本当に好きなこと、すなわち、クライアントのコーチングと次の大きなブレークスルーを探すことに集中できます。
もしあなたが誰も雇わずに1人でビジネスを経営しているとしても、先延ばしにする可能性が高いとわかっているプロジェクトを片付けるために、アウトソーシングしたり、VA(バーチャルアシスタント:在宅秘書)を雇ったりすることで、この戦略をとることは可能です。
あなたが起業家なら、「やるべきことをいつも後回しにしていたら、自分の望むレベルの成功にたどり着くことはない」ということに早々に気づくと思います。
そこで、「また先延ばししているな」と自分で気づいたときに、できることをひとつ教えましょう。私が実際にやっていることです。退屈だと感じるときには、別の重要な仕事にさっさと切り替えるのです。
例えば、Xという仕事をする気になれないとしましょう。あなたは、このことについて罪の意識を感じています。なぜなら、Xは本当に重要な仕事だからです。でも、あなたは、今日はとにかくこれに取り組む気になれないのです。
この状況において、先延ばし常習者であるあなたは、「仕事Xをやる気にならないこと」を言い訳にして、Eメールをチェックしたり、フェイスブックを確認したり、ツイッターを読んだり、ただ何もしないかもしれません。
その結果は、あなたも御存じでしょうが、気がついたら4時間も5時間も経っていて、仕事Xは1つも進んでいないなんてことになります。
ここで、解決策を1つ教えましょう。仕事Xに嫌々取り組むのはやめて、Xと同じくらい重要な他の仕事をするのです。例えば、「やること」リストの次に載っている仕事YとZに取り組むのです。
仕事YとZが片付いたときに、仕事Xに戻るエネルギーが残っているかもしれませ
んし、その日の仕事はそれでやめにするかもしれません。
でも、とにかく、何かは達成できました。重要なのはこれなのです。
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