From:リッチ・シェフレン
忙しい、忙しい、忙しい、忙しい、忙しい、忙しい、忙しい、忙しい、忙しい、忙しいと言いながら猛烈に働いているうち、ある日、経営破綻!なんて気が滅入りますよね。
でもこれは、インターネット・マーケティングの世界において、本当にしょっちゅう見かける負のスパイラルなのです。
以下のことを何かやっていれば、「ネットビジネスを経営している」と言えた時期もありました。なかには、「全部やらなければネットビジネスとは言えない」と主張する人もいるかもしれません。
・ブログを書く
・ブログにゲスト投稿する
・ビデオを撮影する
・セールスコピーを書く
・自分の顧客リストに載っている人たちに向けてメルマガなどを書く
・自分のトラフィックを管理する
・自分のファネルを構築する
・フォーラムに投稿する
・自分のファンページを維持する
・ツイッターに遅れずについていく
悲しいことに、このリストには「商品を作り出す」とか、「支払いの選択肢を決める」などの収益に役に立つことは入っていません。
もしあなたが今、このリストにあることを全部自分でやろうとしてキリキリ舞いしているのなら、今日の私の話をよく聞いて下さい。
「多忙」は無価値
たまに「忙しい」のはいいことです。私たちには、商品のローンチなどでちょっと慌ただしいときがあるものです。
でも、「忙しい」が日常になり、四六時中「忙しい」状態に陥ると、次から次へと目まぐるしく、ちょっとゆっくりする間もなくなります。
ここに非常に現実的な問題が生じます。「忙しさ」の渦中にいると、自分で「忙しい」自分に酔ってしまう、という問題です。「忙しい」ことを、目的に向かって集中し邁進していることと勘違いしやすいからです。
そうなると当然、「忙しさ」と「生産性の高さ」を混同します。ところが、恒常的な「多忙」状態における生産性は、自己陶酔によって錯覚しているほど高くはありません。むしろ実際には、「多忙」状態の潜在的価値はゼロです。
もしあなたが慢性的な「多忙」状態を続ければ、あなたは、一日中働きまくっても、一日の終わりに手にする結果はほとんどないという悪循環に陥るでしょう。
そういう状態に陥ったときに、通常、最初になすべきことは、「本当にする必要があること」と「まったくする必要のないこと」を区別できるようになることです。
あなたが混同してしまうことを、さらに挙げます。「多忙」と「成功」、そして「努力」と「効果」についての勘違いです。
あなたは何に忙しいのか?
ここで、もう1つ、あなたに真剣に考えてもらいたいことがあります。あなたは、「多忙」と「重要性」とを混同していませんか? あなたは、人生において本当に重要なことをするのに忙しいのですか?
人生を価値あるものにしてくれる全てのこと、すなわち、友人、家族、趣味、喜び、楽しみ、旅行、学習、何かを改善することなどが、自分の「ビジネス」を成長させる要求によって飲み込まれてしまうと、自分のビジネスを経営するというあなたの夢は、あっという間に、人生の悪夢になってしまいます。
つまり、勘違いに基づいて、間違ったことをするのに忙しく、その結果、人生を犠牲にしているからです。
あなたもきっと、この格言を耳にしたことがあるでしょう。「人生というのは、あなたが他のことをいろいろ忙しく計画している間に、過ぎて行くもの」
悲しいことですが、起業家向けにこの格言を言い換えると、「人生というのは、あなたが経営するビジネスで忙しくしている間に、あなたのそばを通り過ぎて行くもの」
ということで、私が今日あなたに提示する厳しい処方箋は、あなたが経営するビジネスの中で、そして私生活において、本当に重要なことは何かについて考えることです。
あなたの日記に重要なことを書き出してください。そして、その重要事項リストを読み返し、「これがなくても生きていける」項目は削除してください。本当に重要な項目だけに絞り、片手で数えられるくらいの数になるまでがんばってください。
リッチ・シェフレン
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