From:リッチ・シェフレン
フリーランサーや社員を日々管理するのは、公園を散歩するように簡単にいくときばかりではありません。でも、あなたが態度を少し変えれば、スタッフ全員に「きちんと」働いてもらうことができます。
何年も前に私は、広さ3716平方メートルもの高級ヘルスクラブを8カ所で経営する会社でマネージャーとして働き始め、取締役を経て、最後には副社長になりました。このときにスタッフ管理について学んだことは、生涯忘れられません。
このとき学んだことは、管理職としてのリーダーシップ、スタッフをどのように管理指導するかだけでなく、個人的にも健全な人間関係を保つのに役立ちました。
原則は、最悪なスタッフ管理を招いている圧倒的な原因を取り除くことです。
あなたの内なる問題の正体
それは「恐れ」です。残念なことに、管理職の多くは「恐れ」ながら管理しています。
「Aさんにこんなことを言ったら怒るのではないか」、「Bさんはもしかして辞めてしまうのではないか」という恐れから、言うのを躊躇することはよくあることです。こうして、本来言うべきことは腹に抱えたまま、口をつぐんで、お茶を濁したような議論をしたり、ただ叱責したりします。
その結果、スタッフは誤りをしっかり正されることもなく、きちんと管理指導されることもありません。管理職も、自分の部下の成果に満足することはありません。
ここで、あなたにとって必要なことは、次の気構えです。
「スタッフにきちんと働いてもらうためなら、スタッフが辞職することも恐れない!」
管理職に必須の気構えとは?
簡単に言えば、社員やフリーランサーとの人間関係や成果を必要なレベルに持って行きたいのであれば、あなたは各スタッフに、厳しいことも、耳が痛くなるようなことも積極的に言う必要があるということです。
恐れていては、管理職は務まりません。「部下にこんなことを言ったら腹を立てるかな」とか「辞めてしまうかな」という恐れを抱いてはいけません。そうではなくて、スタッフにきちんと働いてほしいとあなたが本当に思っているなら、スタッフを失うこともいとわない、という気持ちを持つことです。
言い換えれば、あなたは管理職として、リーダーとして、常に、「例外なく常に」、スタッフに言うべきことを言わなくてはいけないということです。
「厳しいことを言うことがまさに、部下のパフォーマンスに、そしてつまるところ自分の会社に最高のインパクトを与えるのだ」というマインドセットを是非取り入れてください。
こう考えてみて下さい。あなたがスタッフに対して残酷なまでに正直になって、率直に語った場合、次の2つのうちのどちらか1つが起きますが、どちらもプラスのことです。
- 1. あなたは、自分の会社にふさわしいレベルでスタッフに働いてもらえるようになる。
- 2. あなたの会社のニーズに応える気がないスタッフは、自分から会社を辞める。
どちらにしてもあなたは今より良い状態になるということです。
リッチ・シェフレン
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