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ビジネスの成長を阻害する3つのとらわれ

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From:北岡秀紀

From:北岡秀紀

ビジネスを成長させていく上で、チームの存在は不可欠です。社長だけが頑張っても、まァ、年商3億円が限界でしょう。(しかも、相当頑張ってです。)超天才な人であっても、チームの力にはかないませんから。それは頭ではわかっていると思います。でも、そのチームが作れない、いい人がいない、と嘆いている人が大半です。

それはなぜなのか?それは社長自身がちょっとしたとらわれにハマっていることが大半です。代表的なものを3つ、紹介しましょう。

ひとつめ:自分の取り分を減らしたくない

チームを作っていくということは、自分の分け前(利益)をチームに配分する必要が出てきます。ひとりやアシスタントが付いている程度のビジネスだと、自分の報酬を最大限取ることができます。

しかし、チームに配分すると、その報酬が減るわけです。そこに痛みを感じて、チームが作れないということが起こります。

でも、これは間違いです。確かにチームを編成した瞬間、取り分は減ります。しかし、チームで大きくなっていけば、パイそのものが大きくなり、結局はひとりでやっている時以上の取り分を得ることができますから。

ふたつめ:自分の優秀さを示したい

社長は自尊心が高い生き物です。「仕事ができるヤツが欲しい」と言葉ではいいながら、そういう人材が来ると潜在的にイヤがります。

絶えず組織の中での優位性を発揮しようとします。具体的には、社長が今まで以上に必死に働く(笑)、権限を渡さない、仕事を全部奪う・・・

結局、ひとりでやっている時とほとんど仕事の仕方が変わらない、ということが起こります。

タチが悪いのは、たいていの場合、本人が無自覚なことです。「あいつら仕事ができないから、結局オレがやっている」みたいなことを言っているとしてら、まさにこのとらわれに入っている可能性が大です。

なので、まずは「自分が他の人の仕事を奪っていないか?」と問うことが一番重要です。そして、「自分は本当に好きで得意な仕事だけをやる」と考えてください。それ以外は、捨てる、と。

フォーカスが「好きで得意な仕事をする」にあたるので、結果として、優位性を示そうとする傾向が落ち着きやすくなります。

(ちなみに、年商10億円を超えたいときは好きだろうが得意だろうが全部捨てます。)

みっつめ:自分がやる方がうまくやれる

チームを編成する上で、一番の問題がこれです。自分がやったほうがはやい、うまくやれる。・・・そう考えるから、チームを作れない。

でも、自分がやった方がうまくやれるって当たり前です。自分の基準で評価するのですから、自分がイチバンになるに決まっています。

では、どうするのか?「60点でいい」と考えることです。

自分の100点をチームに求めても、それは無理です。なぜなら、その100点の基準はあなたが決める基準だからです。

いや、100点は無理でもせめて80点は欲しい?それくらいならなんとかいそうな気がします。でも、それは80点の人材に頼るということになってしまいます。

なので、そもそも60点の人材でも回るような会社のシステムを作る。80点の人材が来たらそれはボーナス、と考えるようにします。

そんな風にしたほうが、実は結果として優秀な人が集まりますし、チームとして力を発揮してくれるようになります。(それはなぜなのかという理屈はあるのですが、長くなるので今回は割愛します。)

結局、社長が悪い

で、結局、何が言いたいかというと、会社の成長が止まっている理由は社長の責任だってことです。しかも、スキルではなく考え方の違いです。

考え方はスキルと違って1万時間をかける必要はありません。本当に変わろうと思えば一瞬で変わります。上記の3つのとらわれも、今変わろうと思えば変われますよね?

でも、この変わるというのが一番難しい。もし会社を成長させたいと思っていて、成長が止まっているなら・・・

マーケティングやら、人材の問題ではなく、あなたの自身の考え方のせいかもしれません。

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北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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