From:北岡秀紀
ダイレクト出版のメンバーがアメリカにマジメに社員研修に行っているころ…(「ラスベガスでZapposを視察して感じたこと」参照)私はクライアントと一緒に、スペインでトマティーナ(トマト祭り)に参加してきました。1時間、ただひたすらトマトを投げ合うという生産性ゼロのお祭り。このためにお揃いのハッピを準備し、ウェアラブルカメラを購入し気合を入れて参加してきました。
結論、トマトはぶつけられると痛い。よくわからないブツブツができる、ということがわかりました。
適当な国 スペイン
このスペイン、かなり適当な国です。
日本なら確実にキレていましたが、事前情報を得ていたので冷静さを保っていました。
もちろんホテルも適当。
日本との時差もかなりあるので、「オレはノマドだぜ」と通常業務ができるわけもありません。
3年来の悩み
とはいえ、仕事をしていないわけではく…クライアントの相談に乗る時間を持ちつつ、私自身は自社の長期ビジョンを見直す作業をしていました。特に、クライアントに何を提供するのか?ということを重視して考えていました。
というのは、私自身、クライアントの売上や利益をアップすることには興味をなくしていたからです。こう言うと誤解を招きそうですが、売上や利益というのは正しくやれば結果が出ます。(少なくとも年商3〜5億円程度までは)その意味で結末がわかっている推理小説を読むようなもので、エキサイティングではないからです。
それよりも売上、利益があがった。そこそこ手元にお金もあって仕組みもできて時間もある。「さぁ、ここからどうする!?」ということを一緒に考えサポートしていく時間の方が、私にとっては楽しいですし、今後もやっていきたいことだと感じていました。
では、それを一言でまとめると…というのが、この3年くらいのテーマでした。
例えば、「働く時間を減らす」という言い方をしたこともあります。でも、働く時間を減らすことが目的ではありませんし、働くことが「悪」という価値観が含まれている感じがします。私自身、働くのが好きですし、働くことを人生の中心には置きたいと考えています。(でも、働くだけでは楽しくないよね、という矛盾もあるのですが)
他にも「大統領のように働き王様のように遊ぶ」という言葉を使ったことも。大学を出た頃かなり共感した言葉で独立してからも結構使っていました。ただ昔の流行語のパクりで自分の内側から出た言葉ではないのでこれも違うなと思っていました。
思いついて使っていたものは、どれも片手落ちだったり、問題アリだったりでいまいちピンときていなかったのです。
この答えをこのスペイン旅行中に考えようというのが、私の個人的な裏目標でした。
で、スペインの王宮や博物館を回った日の夜、シャワーを浴びていて、あるフレーズが降りてきました。
そのフレーズとは
「もっと働け!もっと遊べ!もっと( )!」
( )の中は好きな言葉を入れてください。もっと会社を大きくするのでも、家族孝行するのでも、社会貢献するのでも、あなたが思いついたことであれば、何でも構いません。
このフレーズは弊社のクライアントに対して提供したいことです。でも、この『ザ・レスポンス』を読んでいるあなたにも考えて欲しいのです。
ビジネスをするうえで売上・利益をあげていくことは重要です。でも、それって単なるカネの話。月200万円も役員報酬をとれば、ほとんど欲しいもの買えます。そんな状態になれば、カネしか考えていない人はビジネスが楽しくなくなります。といって、他に楽しいことがあるわけでもなくキャバクラ通いかゴルフ三昧。それでは、人生楽しくないです。
働いて稼ぐのは当然。その英気を養い、新たなアイデアを生むきっかけとしてバンバン遊ぶ。そのうえで、あなたは何を手に入れたいのでしょうか?
これが決まったとき、自分の仕事が楽しくなるばかりか、人生そのものが驚くほど充実します。それは今回、一緒にトマト祭りに来てくれたクライアントでも実証済み。
ぜひあなたも( )の中身、ぜひ考えてみてください。
追伸1
環境を大きく変えるとアイデアほんとに出ますよ。あなたも忙しいかと思いますが、ぜひ、たまには遠くに旅行してください。
追伸2
来年はどこに行こうか迷い中です。
どこかいいところありますか??
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