From:ジョン・カールトン
From:ジョン・カールトン
日記という習慣(ここで言う日記とは、自分の人生とキャリアに関する日々の厳密な考察であり、女々しい日記帳のことではありません)の真に素晴らしい効果のひとつとして、自分の人生のイベントを評価できる点があげられます。
一週間後に振り返ってみれば、自分がどの程度不安を感じていたかがわかるし、その不安を実際のことの顛末と比較することで、起業家世界の激しいジェットコースターに対する自分の身体的/感情的/知的反応を測定およびコントロールすることができます。
そして何より、自分の人生が展開していく過程を最前列で目の当たりにすることができます。これは、自分を助けてくれる人々、この世界が自分にもたらしてくれたチャンス、そして起業家になって人生の賭け金を置いたことで発生したあらゆる冒険に対する常日頃の感謝を示す良い機会です。
起業家は一般的な人たちと比べると若干エンジンの回転が早いものです。私たちはより多くのことを知り、技術やスキルをより多く習得し、普通の人であれば頭を抱え込んでしまうほどのリスクを受け入れなくてはなりません。
そして、キャンペーンや新事業へ乗り出した時には、時間の流れがさらに速くなるのです。つまり、あなたは周りとは異なる時間を軸にしているのです。
だからこそ、自分の一日がどれだけ忙しくて、納得のいかない事態が生じたとしても、毎朝、その一日を開始するにあたってちょっとした儀式を行い、自分にとって何が大切かをしっかりと理解することが重要です。
私の場合、自分のパソコン、コーヒーメーカー、電話、そして椅子などに感謝するまでになりました。少し「禅」っぽいですが、自分の仕事をやりやすくしてくれるものは、それが生物であれ非生物であれ、自分の人生を支える役割を果たしてくれているものにはすべて感謝すべきです。
すぐに思いつくのは、自分の周りにいる素敵な人たちに感謝を示すことであり、これは悪態をついたり、破滅的な復讐サイクルを速やかに断ち切ってくれるため、とても有意義です。ただし、人生における非生物的存在に対しても注意を払うことが重要です。
それらに「感情」はないかもしれませんが、あなたの生産性を維持するために頑張ってくれているのです。スタートレックのスポック、ドクターとスコッティは、宇宙探査船エンタープライズを生き物として扱い、エンタープライズが正常に稼働するには乗組員たちの細やかな愛情や思いやりを必要としていると考えていました。
確かに、自分のiMacに名前を付けて、たまに会話で話しかけている様子は普通の人にとっては少しおかしな話ではあります。でも、それがあなたを支える「チーム」のメンバーに感謝するための行為なのであれば、何らおかしくはないのです。
John Carlton
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