From:ジョン・カールトン
物事を達成できるベテランのマーケターやセールスライターたちは、現実においては何かを「しよう」としたところでそれを達成できるはずがないという、いにしえの禅の格言を自然と知っています。
サンドイッチは食べているか、あるいは食べていないかの二つに一つです。物事を達成できる人たちからすれば、食べ「ようとしている」と考えることすら馬鹿げているわけです。
多くの人を尻込みさせるよくある間違いとして、「私にはそれはできない」や「私にはそれをする時間がない」といった、あたかも第三者が彼らの人生に干渉しているかのように思わせて、自分たちが行動する上での責任を回避するフレーズが挙げられます。
成功を渇望しているのであれば、自分の駄目な部分を乗り越えて、自らの人生の脚本を執筆・管理しなくてはなりません。
これは映画のように捉えるといいでしょう。万事をコントロールはできないかもしれませんが、自分が思っているよりは相当多くのことがコントロールできるものです。自分が望む脚本を書いたら、それに向かって突き進むべきです。
現実は受け入れることです。しかし、自分の力を最大限に投入しないで物事が達成されなかった場合の、情けない言い訳は決して受け入れてはなりません。そして、失敗を終焉としてではなく、究極的な成功に向けたひとつのステップとして認識することです。
達成に至るまでの荒波を実際に体験しない限り、なかなか気づくことのできないことをひとつ挙げましょう。一般的に絶望とは、本当の成功を収めるまでの重要なステップのひとつです。直感に反するような印象を受けるかもしれませんが、実際そうなのです。
プロたちは、重度の鬱、諦めの感情、そしてすべてが失われて自分の一切のパワーの蓄えが蒸発してしまったという感覚を含む、あらゆる障害を乗り越える方法を知っているものです。
あなたの脳は、絶え間なく反抗するでしょう。脳は、残りの人生をダラダラ過ごしたいと望んでいます。あなたがそれを望んでいるのであれば、それはまったく問題ありません。しかし、そんな人生はまっぴらだと思う場合、あなたが自分の運命の主導権を多少なりともコントロールする気になった場合は、何をどう修正・変更するべきかを見極めた後、それを実行すればいいのです。
「しよう」としてはいけません。単にすればいいだけの話です。さて、あなたは今日何を「します」か?
John Carlton
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします