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プロ野球選手に学ぶ仕事の取り組み方

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From:北岡秀紀

From:北岡秀紀

最近、やたらとタクシーの運転手に甲子園の話題が振られます。「人が頑張るのを見るヒマがあったら自分が頑張る」という考え方の私からすれば興味ないことこの上なし(笑)愛想よく返事をしてしまったが最後、運転手の甲子園ウンチクがはじまり面倒なこと、面倒なこと。

聞いているフリをしつつ、なんとなく頭に思い浮かんだのが甲子園に出るような子たちでもプロに行くのは一握りなんだなぁ、ということ。

で、ちょっと気になったのでプロ野球の一軍ってどれくらいいるのか、タクシーの運転手の長話に生返事しながらスマホでパパっと検索してみました。(簡単に検索したので正確な数値ではないかもしれませんが、まァ、大きくはズレていないと思います。)

プロ野球で一軍登録される選手は1チームあたり28人。それが12球団ですから336人が一軍です。野球人口は700万人以上ですから、トップ0.005%程度だけが1軍として活躍できるわけです。それがレギュラーとなれば、もっと確率は低いわけです。

2軍で終われば引退後どこかで働かないといけないようですから、事実上、野球だけで一生食っていけるにはトップ中のトップにならないといけないわけです。

ビジネスなんて楽勝

そんなプロ野球選手から比べれば、私たちビジネスパーソンなんて屁でもありません。

全所得者のうち年収1,000万円以上というのは3.9%もいます。(国税庁 平成25年民間給与実態統計調査結果)これは普通のサラリーマンも含めてですから、自分で報酬を決められる社長になれば相当な確率で1,000万円を超えることができる、というわけです。こうやってみればビジネスなんて楽チンな世界だってわかります。

そんな厳しいプロ野球の世界の人たちの習慣を楽チンな世界であるビジネスで取り入れることができれば当然、ものすごいことになることは想像に難くありません。では、プロの世界の人たちの習慣と一般ビジネスパーソンの習慣で大きな違いは何でしょうか?

プロ野球選手とビジネスパーソンの習慣の違い

答えはいろいろあると思いますが、私が一番大きいと思うのが練習の割合だと思います。例えば、プロ野球の1年間の試合数が140試合程度。しかも、1試合3時間程度です。

しかし、プロ野球選手は試合の日の午前中や試合のない日もオフの日を除いてほとんど練習をしています。(多分)と考えれば、練習と本番の比率は、3:1だとか5:1です。

一方で我々ビジネスパーソンは?練習の時間は・・・ありません。まァ、週末にセミナーに行ったり、かなり長くても1週間程度の合宿に参加する程度。本番ばっかりやっているわけです。

当然、プロ野球とビジネスはお金を生み出すポイントが違いますから一概に比較はできませんが、それにしても我々は練習の時間を取れていないということを自覚すべきです。

だから、もっと練習の時間を取りましょうね。・・・というオチにはなりません。

それは現実的にムリですから。

練習という意識

でも、普段の仕事も練習だと思って取り組むことはできるはずです。

そうすれば普段をもっと丁寧に取り組むようにならないでしょうか?練習だからこそ「ここを意識して取り組もう」と問題意識を持てるわけですから。結果、できなかったところは改善しようと思えるようになり、スキルアップが早まります。

また、難しいと思うことにもっとチャンレジすることができるようになりませんか?例えば、今作っているマーケティングプランやセールスレターも完璧主義に陥り準備ばかりに時間がかかって、お客さんに出せないなんてこともなくなるはずです。だって練習ですから失敗してもいいわけだから。

我々は、プロスポーツ選手ほど練習時間は増やせません。といって、毎日の仕事で「本番である」という緊張感を持って絶えず仕事をするのも難しい。

なら、本番である日常を練習だという意識を持ってみてはいかがでしょうか?方の力も抜けていいアイデアも出ますし、なんとなく仕事の仕方が変わってくるはずです。

追伸

あれほどウザかったタクシー運転手が今回の内容のネタになったわけですから感謝、ですね(笑

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北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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