From:北岡秀紀
From:北岡秀紀
いよいよお盆休みですね!周りが休みのときほど邪魔されないから仕事、というのは年末年始、ゴールデンウィーク、お盆ごとお伝えしていることです。
付き合いが長い人には手の内がバレているようで、先週お会いしたあるクライアントに
「来週、またユックリ仕事の話するんですよね?」
と聞かれたくらい。
それでも懲りずお盆は仕事しましょうね、とお話ししたいんですが、それだけだと芸がありません。そこで、具体的にお盆に何をやればいいのか、最近、クライアントでかなり効果が出ているある方法をあなたにシェアしたいと思います。
組織図を作る(1人の会社でも)
それは会社の組織図を作る、ということです。
「いや、うち3人の会社だから」」
「ひとりでやってる個人事業主だから」
とか色々言いたいことはあると思います。
が、1000人の会社だろうが1人の会社だろうが関係ありません。組織図を作ってください。
・ウェブサイトの制作をするウェブチーム
・現状のコピーなどをテストするチーム
・経理財務チーム
・対面営業をするセールスチーム
・雑務をこなす総務チーム
などなど自分の会社のスタッフの人数を無限に増やせるとして、どういうチームが作れるのか?を書き出してみましょう。
そして、そのチームが求められる結果と責任の範囲を書き出します。
例えば、経理財務チームであれば、
・翌営業日以内に日時売上と粗利が出ていること
・翌月3営業日以内に前月の管理会計数値が出ていること
・キャッシュフローを正常に保つこと
などが考えられます。
ふさわしい人材が集まる
こんなことに意味があるの?と思われるかもしれません。これめちゃくちゃ大事です。なぜなら組織図を作ることで自社にどんな仕事があるのか?ということを棚卸しすることができるからです。
人を入れたいだとか、外注やアルバイトを使いたいけれどいい人がいない、という社長がいます。こういう社長に限って、そもそもどんな仕事を任せたいかということが明確になっていません。「なんとなくウェブが作れる人」「なんとなくコピーが書ける人」程度では、どんな人材がふさわしいかもわかりませんから見つけようもありません。
しかし、組織図とそれぞれに求められる結果と責任を書き出した瞬間、「あの人とかいいかも」と意外に近いところに仕事をお願いできる人がいることに気づきます。明確になっているからアチコチで言って回ることができますから、結果、人材が集まってきます。
他にもメリットが
組織図を作るメリットは他にもあります。
例えば、自社の強みの源泉がわかります。たくさんの業務があるなかで、どの仕事が自社の強みを生み出しているのかが視覚化されます。同じ繁盛している治療院でも、その理由は、お客との関係構築にある院もあれば、ウェブからの集患によるものかもしれませんし、スタッフの接客によるものかもしれません。どの業務がお客を惹きつける要因になっているかが見えてきます。
ということは、どこを強化すればいいかが明らかになるわけです。
他にも、マニュアル作成にも組織図は使えます。記載した結果と責任を果たすために何をやるのか?を書き出し順番に並べ変えれば、それがマニュアルになります。
組織図を作ることは緊急ではないけれど重要な仕事の典型です。そして、実際にやってみると意外と時間がかかります。特に、1人や数人規模の会社で作るなんて、そもそも考えたことがなかったはずですし、自分が無意識にやっている仕事をすべて棚卸しすることになりますから余計に大変です。
まさに邪魔が入らない長期休暇向きの仕事です。
ピンときた方は、ぜひこの盆休みの仕事に組織図作り入れてみてください。
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