From:北岡秀紀
From:北岡秀紀
24時間、仕事のことを考えつづける。
これは社長の性(さが)です。しかし、絶えず仕事のことを考え続けていると、視野狭窄に陥り新しいアイデアが出なくなったり、知らず知らずのうちにパフォーマンスが落ちたりします。
また、健康を害することもしばしば。絶えず仕事をしている社長は「仕事が好きだから」と言いますが、そういう人に限って、そう自分に言い聞かせているだけだったり、単に中毒になっているだけだったりします。そして、ある日突然、一気に症状が出てくる、なんてことは少なくありません。実際、毎晩なぜか熱が出る、右足が動かない、原因不明の背筋痛などが出たクライアントがいました。
新しいアイデアが湧き出るようになる、パフォーマンスをあげる、そして何より健康で気持ち良く仕事をするために休養を戦略的に取ることが必要です。
勘違いしている休養の取り方
休養、取ってますか?
そう聞くと、8割は「取りたいけれど取れていない」と答えます。つまり、休養が取れているという社長は2割しかいない、ということ。
そして、その休養が取れている2割の社長にどんな休養を取っているかと聞くと、ゴルフ、読書、スキューバーダイビング・・・「何かをする」と答えます。何か別のことをすることで普段の仕事のことを脳から追い出す、というのは確かにリフレッシュにはなります。
しかし、これはあくまでリフレッシュ。休養ではありません。
休養とは、「何もしない」、ボーっとする時間と考えてください。厳密には、他にも方法はありますが、まずは何もせずボーっとすることを覚えていただきたい、と思います。
なぜなら、なにもせずボーっとするという休養はいつでもどこでもできて、すぐに体感できるからです。
「何もしない」休養の取り方
何もせずボーっとするのは意外と難しいもので、やろうと思ってもできません。特に何かすることに慣れている社長には苦行といってもいいです。
でも、頑張ってリラックスできるようになると。。。驚くほど仕事のパフォーマンスがあがることがわかります。(「頑張ってリラックス」っておかしな言葉なんですが)
また、繰り返しやっていくと、前述したような様々な身体の症状も突然なくなっていきます。リフレッシュでは、これらの症状がなくなることはほとんどありません。
とりあえず目をつぶる。
そして、呼吸だけに意識を向けて深呼吸してみる。
これを1分とか2分だけやってみてください。
これだけで休養になります。
この休養明けは、相当パフォーマンスがあがるのがわかります。それが体感できればしめたもの。そうすれば、休養の時間を増やしていけるようになるはずです。
騙されたと思って、今日、疲れたと思ったときにやってみてください。驚くほど効果を感じられるはずです。
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